2017年09月01日

すすきの生まれの子鴨たち(Bocket4号掲載)

2017年9月発刊の『Bocket4号』に、2004年の夏に薄野で生まれ中島公園で育った親子鴨について寄稿した。6月20日に南8条の藻山橋下で巣を見たのがことの始まりだった。

170901bocket4.jpg
Bocketは鴨々川ノスタルジア公式ムック。毎年秋に発刊される薄野・中島界隈の雑誌。

2004年6月20日に巣を見、7月18日に巣立ちを見た。
170901bocket4c.jpg
ここが駅前通南8条に架かる藻山橋。当時は川に石が配置されていた。

170901bocket4b.jpg
上の画像の左下部分を拡大。

170901bocket4f.jpg
藻山橋の上流3メートルくらいに石があり、その窪みに巣を作った。

170901bocket4e.jpg
上がれと促されてもヒナたちは上がれない。

170901bocket4d.jpg
ここはコイの放流場だから上流と下流に柵がある。途方にくれる親子鴨。

7月19日、鯉の放流場の管理人さんが柵を開けて親子鴨を中島公園に誘導した。7羽の子等が中島公園に到着。巣立って51日後の9月8日に台風第18号来襲、中島公園も未曾有の台風で木々が次々と倒れる中で薄野から来た鴨の子等は生き抜いた。台風通過後、4羽の無事を確認した。
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2017年08月16日

2017灯籠流しの始まりから終わり

2017年8月15日 灯籠流し
妙心寺で作られた灯籠が鴨々川に到着し、個人に配布されてから流し、回収されるまでを纏めた。妙心寺で灯籠が作られる様子は、14日のNHKテレビ番組ホットニュース北海道の「ホット中継」で紹介された。当ブログ管理人も写真提供で協力させて頂いた。

170815tourou1.jpg
灯籠は妙心寺から人が担ぎ、模型の船に乗り、トラックに乗って運ばれた。

170815tourou2.jpg
行啓通を行く灯籠を乗せた模型の船とトラック。

170815tourou3.jpg
徒歩の人は西側の鳥居から入る。

170815tourou4.jpg
船とトラックは札幌護国神社参道から入る。画像は鴨々川に架かるみその橋を渡るところ。

170815tourou5.jpg
準備中の灯籠流しを行う架橋。

170815tourou6.jpg
灯籠を所定の場所に運ぶ人。

170815tourou7.jpg
灯籠はここに集められて配られる。

170815tourou8.jpg
既に灯籠を流す順番の行列が出来ている。

170815tourou9.jpg
行列はまだまだ続く。行列の先が灯籠を流す鴨々川に架かる架橋。

170815tourou10.jpg
灯籠を手にして架橋へと進み、ここから流す。

170815tourou11.jpg
みその橋に向かって流れる灯籠。

170815tourou12.jpg
南14条橋に向かって流れる灯籠。

170815tourou13.jpg
灯籠は南14条橋の下で回収される。灯籠流しはここでおしまい。

170815tourou14.jpg
報道陣らしき人達も来ていた。

170815tourou15.jpg
灯籠流しの架橋の上流はこんなワイルドな感じ。よく親子鴨も見かける。
posted by nakapa at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2017年07月14日

鴨々川遊び場

鴨々川遊び場
1975年に自然の川を利用して子供たちがのびのびと遊べる場所としてオープン。全長250メートル、水深20センチ、当時は都心部唯一の水遊びができる川として誕生した。看板には「鴨々川遊び場」と書いてあり、水の字はない。以上、中島公園鴨々川水遊び場より抜粋。

170707asobiba1.jpg
地下鉄南北線幌平橋駅を2番口より出て坂を下れば鴨々川が流れている、。

170707asobiba3.jpg
鴨々川の東岸には幌平橋駅のエレベーター口と2番口があり反対岸は鴨々川遊び場。

170707asobiba2.jpg
駅前に鴨々川遊び場との看板がありその後ろに太鼓橋が見える。

170707asobiba4.jpg
太鼓橋を渡ると鴨々川遊び場がある。これは渡ってから振り向いて撮ったもの。

170707asobiba6.jpg
渡ると案内板がある。これを見ると鴨々川遊び場の範囲が分かる。右側には鴨々川の導水施設と書いてある。鴨々川の下には直径1mもある導水管が通っていてそこを大量の水が流れている。遥か彼方の茨戸川を浄化する為にである。

170707asobiba5.jpg
遊び場の陸上施設は水飲み場と遊具がある。もちろん沢山の木々も。

170707asobiba7.jpg
遊具は更新したばかりでピカピカだが小さくなってしまった。

170707asobiba8.jpg
隣は中島公園庭球場。いまどき珍しいアンツーカーコート。藻岩山も見える。

170707asobiba9.jpg
少しだけワイルドな感じの鴨々川水遊び場。

170707asobiba10.jpg
開設当時は大型滑り台があったが階段だけが残った。その他ターザンロープとかいろいろ冒険的な施設はあったが撤去された。鴨々川遊び場跡と言う感じになってしまった。
posted by nakapa at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2017年07月09日

第30回中央区鴨々川清掃運動

2017年7月9日 第30回中央区鴨々川清掃運動
河川は心のふるさと、みんなの力で自然環境を守りそだてよう!
との合言葉で毎年、初夏、秋に2回行われている。9時30分開会式(9条広場)9時50分から中島公園、および豊水すすきのを流れる鴨々川の清掃を行う。又、中島公園内の彫刻「森の歌」と「木下成太郎像」の清掃も行われている。11時に閉会式を行い終了する。

170709seisou8.jpg
炎天下の中、予定通り11時ごろ閉会式をして解散した。

170709seisou9.jpg
開会式、作業説明、ラジオ体操、閉会式は児童会館前(9条広場)で行われた。今回は清掃等をした場所について簡単な説明を加えてみた。「 」内は公園緑化協会中島公園管理事務所作成の『中島公園三十三選』リーフレットからの引用。これをもって説明に代えさせて頂くことにした。

「戦後まもなく、公園内には進駐軍のカマボコ兵舎ができたが、その後移転したため、その兵舎の払い下げを受け、1949(S24)年に中島児童会館を開設している。諸説あるがわが国で最も古くから活動している児童会館として、たくさんの子供たちがこの空間で育っていった」。

170709seisou4.jpg
この橋は水天宮参道入口。画像の左側が児童会館。橋を渡れば水天宮。

水天宮は「1879(M12)年頃、旧久留米藩士水野源四郎が、故郷久留米の水天宮の御分霊を札幌に勧請したが、市内を転々とし、ようやく1889(M22)年に現在地に社殿を建立した。向かって右の祠が稲荷大明神、左が白峯大明神となっている」。

170709seisou5.jpg
清掃したばかりで川も岸辺も綺麗になっている。左側の小さな流れは菖蒲池から児童会館の床下を通り、ここで鴨々川本流と合流している。

170709seisou6.jpg
そして中島公園を出て薄野方面を流れて行く。左岸に水天宮の看板が見える。

170709seisou10.jpg
閉会式も終わり帰る人、清掃した「森の歌」の前で記念写真を撮る人。お疲れ様でした。

170709seisou3.jpg
清掃して綺麗になった「森の歌」。「山内壮夫の代表作の一つで1959(S34)年に北海道大博覧会を記念して造られたものである。もともと中央広場の噴水の中にあり、当時は白亜の白セメント製の彫刻であった。公園再整備に合わせ、ブロンズ像に改鋳され、1997(H9)年に現在地に移設されたものである」。

170709seisou11.jpg
木下成太郎像も綺麗に清掃されていた。今までは清掃している作業風景を撮っていたが、こうしてみると作業終了後に撮るのも悪くないと思った。川も彫刻も塵一つなく綺麗になっている。「木下成太郎は但馬の国豊岡の出身で父弥八郎と来道して開拓にあたり、のちに衆議院議員として国政でも活躍している。大東文化大学や武蔵野美術大学などを創設した教育者としても知られ、1941(S16)年に建てられた彫像は、朝倉文夫の作で、供出も免れて現在に至っている」。

170709seisou12.jpg
ゴミの無い川を見ていると本当に清々しい。皆さんも川辺を楽しんでいるように見える。事情があって遅れてしまったのだが、綺麗な川ばかりを撮るのも楽しいものだ。ここは行啓通に架かる南14条橋の下流にあたる場所。毎朝ラジオ体操が行わている。

170709seisou13.jpg
南14橋の横にはこの公園一の老木(エゾヤナギ)がある。そばで見れば古さが何となく分かる。「中島公園の場所は、もともと豊平川の河川敷であり、ヤナギを中心とした水辺を好む木が生えていたと考えられる。中でもエゾヤナギは護国神社にかけて大木が数本あり、園内一の太い木が、南14条橋のたもとに立っている」。

170709seisou1.jpg
白鶴橋の下流。対岸はかっては個人の邸宅だったが今はマンションに代わっている。

170709seisou2.jpg
白鶴橋は由緒ある橋。「1887(M20)年に、エドウィン・ダンによって競馬場が設置された時、鴨々川を渡る形で馬場が設置されたため、ここに橋が架けられている。1907(M40)に競馬場が廃止されたが、大正天皇が皇太子時代の1911(M44)年に札幌に行幸された時に、この橋を渡って中島から山鼻に入られている」。

170709seisou7.jpg
約一トンのゴミが拾われた。トラックに載せられて何処かへ。さようなら、お疲れ様。
タグ:彫刻友の会
posted by nakapa at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2017年06月29日

第30回 中央区 鴨々川清掃運動(チラシ)

第30回 中央区 鴨々川清掃運動(チラシ)
170629kamokamogawaseisoutir.jpg
上の画像をクリックすると大きくなり字が読めるようになります。
posted by nakapa at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2016年10月02日

日本庭園で「鴨々川ノスタルジア」のイベント

2016年10月1日及び2日 日本庭園で「鴨々川ノスタルジア」のイベント開催
鴨々川ノスタルジア会場は新善光寺、東本願寺、それに中島公園内の日本庭園。そこでは八窓庵付設の三分庵で「鴨ノス茶会」、四阿(あずまや)付近で野点、その他庭園内要所で「昔あそびラリー」等が開かれていた。日本庭園を舞台にして大人も子供も楽しんでいた。

161001kanban.jpg
ここは地下鉄中島公園駅すぐそばの中島公園出入口。イベントの案内板が仮設された。

161001kanban2.jpg
日本庭園北門から入る。

161001nodate.jpg
いつもと少し違う日本庭園の風景。左側に黄緑に変わったヤチダモの葉が綺麗だ。

161001hassouan.jpg
三分庵(後ろの部分が八窓庵)の玄関には着物姿の女性。茶会の雰囲気を醸し出している。

161001hassouan3.jpg
「三分庵茶会」の案内には三分庵内の画像もついている。普段は中に入れない。

161001hassouan2.jpg
玄関には茶会参加者の履物が見られる。障子の向こうで茶会が開かれている模様。

161001nodate3.jpg
四阿(あずまや)近くで池を見ながら野点。

161001nodate2.jpg
受付テント右側の四阿が野点の準備室になっている。

161001uketuke.jpg
こちらで受付をして随時参加できる。誰もが気軽にお茶をたしなめる楽しい雰囲気だ。

161001nodate4.jpg
三分庵でのお茶もいいけれど、池を前にした庭園での野点もいいと思う。

161001kendama2.jpg
子供たちが楽しそうに遊んでいる。何をしているのだろう。覗いてみた。

161001kendama.jpg
けん玉だ。私も子供の頃はよくやった。少し遊んでからお別れにバチリと1枚。

161001minamimon.jpg
北門から入り南門から出る。門の脇には秋の花、ハギがいっぱい咲いていた。

161001fukei.jpg
南門を出れば豊平館前の池。そこも水と緑に溢れた憩いの場だった。
タグ:日本庭園
posted by nakapa at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2016年09月18日

2016鴨々川ノスタルジア

2016年9月30日〜10月2日 第3回鴨々川ノスタルジア

9月30日(金)〜10月2日(日)鴨々川ノスタルジア開催。日本庭園、新善光寺、東本願寺で多彩なイベント。ホテル等で「中島パフェ」発売。
こちらのパンフに詳細→ 着物で漫ろ歩き「鴨々川ノスタルジア」

日本庭園で開かれるイベント

鴨ノス茶会(予約が必要、有料500円)
国指定重要文化財八窓庵に付設する三分庵(画像)で開催

開催日時 10月1日(土)・2日(日)、雨天開催
10:時、11時、12時、13:時、14時より、それぞれ40分間。


野点(当日受付・有料300円、茶券は当日、現地受付で販売)
開催場所は日本庭園(雨天時は、札幌パークホテル・エントランス開催)
開催日時 10月1日(土)・2日(日)10時〜15時、定員:1日80名


昔あそびラリー(スタンプラリー、無料、雨天中止)
開催日時 10月1日(土)12時〜15時、完成者先着100名に記念品


日本庭園であそぼう(こども限定、要予約300円)
開催日時 10月2日(日)13時〜15時、お汁粉、保険料含む、定員20名


以上、予約等詳細→鴨々川ノスタルジア公式ページ:日本庭園

posted by nakapa at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2016年08月15日

2016雨の灯籠流し

2016年8月15日 雨の灯籠流し
昼は晴れから曇りだったが、灯籠流しが行われる18時30分前から雨だった。私にとっては思いもよらぬ雨だった。皆さんにとってもそうかも知れない。傘を持っていない人も居られた。

160815tourounagasi1.jpg
灯籠が流される18時30分の少し前。みその橋上流の鴨々川。

160815tourounagasi2.jpg
灯籠を流す前にお経があげられる。思わぬ雨降りに傘を持たない人も少なくない。

160815tourounagasi3.jpg
みその橋上流に仮橋が設けられ、そこから灯篭は流される。

160815tourounagasi5.jpg
雨の中灯籠を持った人々が流す為に並んでいる。

160815tourounagasi6.jpg
8月15日、恒例の行事だが厳かに灯籠が流され始めた。

160815tourounagasi7.jpg
これからが灯籠流し本番だが雨の用意がない私は撮影を断念した。


posted by nakapa at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2015年10月04日

第28回クリーン鴨々川清掃運動(彫刻も)


この日は3つの行事(鴨々川ノスタルジア、野外彫刻を創る・守る、札幌シニアネット文化祭)が重なった為、このイベントには参加できなかった。今回の鴨々川清掃について中島公園公式サイトを参照ください。
詳細→中島公園:今年2回目の鴨々川清掃運動がありました!
posted by nakapa at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川

2015年09月28日

鴨々川界隈の雑誌「ぼけっと」2号に執筆

2015年9月28日 鴨々川界隈の雑誌「ぼけっと」2号に執筆

「Bocketは、鴨々川から札幌を眺め、札幌から日本を眺めるための、日本一『狭く深い』雑誌です。足元から歴史を発掘し、札幌でしかつくれない文化の風を起こす。そんな一冊でありたいと思います。
(Bocket編集長敬白 山田航から)」

1ページだけだが書かせて頂いた。テーマは数年前から関係者の注目を浴びている「木下成太郎像」について。1941年当時東洋のロダンと言われていた朝倉文夫の作品である。戦時中の金属供出で殆どの朝倉作品はつぶされて兵器にされた。

その様な環境の中で奇跡的に生き残った作品が中島公園に存在する。「木下成太郎像」である。国指定重要文化財の豊平館及び八窓庵に次ぐ、第三のお宝になるかもしれない。最近それを期待させる動きがある。

タグ:広報活動
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川