2015年10月03日

中島公園の彫刻調査

武蔵野美術大学はじめ日本各地彫刻保存関係者で組織された「屋外彫刻調査保存研究会」が札幌市内の彫刻調査を行った。私も札幌彫刻美術館友の会会員として、中島公園の調査に同行した。午前10時地下鉄中島公園駅3番口前で調査団一行に合流した。調査団は中島公園を出ると、大通公園、円山動物園方面に向かった。

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地下鉄駅近くで菖蒲池の北側に「のびゆく子等(小野健寿)」がある。作者は友愛の心で命の喜びを表現したという。

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東側の林の中に「木下成太郎像(朝倉文夫)」がある。ここでは「屋外彫刻調査保存研究会」が本格的調査。

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視線の先に穴のようなものがある。ここから水が溜まり凍結したら彫刻を傷める。

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あらゆる角度から彫刻を調査。設置して74年たつ木下像は傷んでいる。専門家による補修が必要なようだ。

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白く浮き上がった字や模様は、他の大きな部分を削って浮きあがせるそうだ。

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台座の文字は長い間風雨にさらされ見えなかったが2009年に補修され、白い字と黒い字になり読みやすくなった。

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「香りの広場」に4体ある山内壮夫の彫刻の一つ「鶴の舞」の調査。写真に撮って記録する。

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「笛を吹く少女」の視線の先に藻岩山。4体あるコンクリート彫刻は50年以上たっている。補修も必要。

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去年建立されたレナード・バーンスタイン像の頭付近は何時も白いウンコが付いている。新品ゆえに気になる。
タグ:彫刻友の会
posted by nakapa at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント
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