2010年11月20日

1941年 木下成太郎像(朝倉文夫)

1941年 木下成太郎像(朝倉文夫) 歴史的文化遺産

中島公園で一番古い彫刻は、1941年に設置された「木下成太郎像」。当時、東洋のロダンと称せら れていた朝倉文夫の作品である。朝倉作品は第二次世界大戦中の金属回収令で、400点にのぼるブロンズ像の殆どが潰されて、大砲などの兵器にされてしまった。
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台座とともにオリジナル像として残ったのは、この作品だけではないだろうか。中島公園の「お宝」を超えた日本の歴史そのものを背負った文化遺産のような気がする。2007年、菖蒲池東側に鎮座する「木下成太郎像」が、貴重な作品であることが、地元の彫刻ファンにより再評価された。

その後、全国的な広がりをみせ、2010年10月には、札幌パークホテルで「2010北の彫刻シンポジューム」が開催された。武蔵野美術大学、黒川教授は「屋外に設置されたブロンズ彫刻の保存について」の講演に先立ち、この像を診断し、調査をした。中島公園には「八窓庵」「豊平館」という二つの国指定重要文化財がある。この「木下成太郎像」も歴史的文化遺産として見直されようとしている。
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タグ:彫刻友の会
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 施設
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