2007年11月27日

四の五の言うな!

2007/11/27

「四の五の言うな!」  
在職中は私は仕事、QPは家事。 明確な分業が成り立っていた。 誰がいつ決めたか知らないが、そうなっていた。 

待ちに待った定年退職がやって来た「ハッピーリタイアメント、さあ!のんびるするぞ!」と喜び勇んだのは、つかの間。厳しい現実が待っていた。

予期に反して、なんだかんだと居心地が悪い。 しばらくすると自分の立場に気付いて愕然とした。 我家はいつの間にかQPの支配下にあり、私の立場は何も知らない新入社員の様なものになっていた。

しかし、こんなことで負けてはいられない「家でノンビリ」は長年の憧れ。どうしても譲れない一線だ。 創意と工夫で、この難局を打開しようと決心した。

「私はこの作戦の必勝を期して『オペレーション・ゆとり』と命名しました」
「おいおい、女房の尻の下から脱出するのに、作戦かい」
「敵を甘く見てはいけません。 作戦目標は『ノンビリした暮らしの奪回』です」
「オレはとっくの昔からやってるよ」
「奥様の手のひらで踊っているだけです。陰で笑われているのをご存知ないのですか」

半年もすると、二人暮らしのコツも身についてきた。 「嫌・駄目・出来ない、はご法度」。 何も一生懸命やることはない。 とりあえずは「うんうん、それもいいね」と言っておけば、万事OKだ。

「仕事を止めたんだから、家事は半々にしようね」と言われてもビックリすることはない。「うんうん、それもいいね」と言って置けばいいのだ。

別に、何時からと言われた訳ではない。 「うんうん、いいね」で充分である。しかし、「明日からやってよ」と言われたら、少々知恵を働かさなければならない。

「うんうん、いいね」は決まり文句だから、そのままで良い。難しいのは後半だ。間違っても「出来ない」とは言ってはいけない。 そんなこと言ったら最後、厳しい訓練が待っている。QPは決して甘くはないのである。 

「明日、あさっては予定があるので、3日後からやります」と、とりあえずは先送りする。3日後に同じことを言ってくることは滅多にない。 QPは忘れっぽいのだ。 敵の弱点は充分研究してある。 

もし言ってきたとすると大変だ。 忘れっぽいQPが3日も覚えていたのだ。 ただ事ではない。毅然とした対応が必要となる。

「三日がどうした!四の五の言うな。オレをなめるな。甘くはないぞ〜!」
「ほ〜ぉ、それで、QPさんはなんて言った」
「六でなし〜!」

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11月23日の中島公園だが、菖蒲池が凍結し始めている。鴨が好む水場が狭くなり、だんだん居心地が悪くなってきたようだ。全てが凍結すると、池から出て同じ園内の鴨々川に移動する。
家庭内の居心地の悪さに耐え切れず、外に憩いを求める情けない男に似ていて、身につまされる。
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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