2008年08月25日

憧れのお菓子町

2008/8/25

「憧れのお菓子町」         
〜憧れの「お菓子町」〜
貧にして楽しむとは論語では「貧しい境遇にあっても、天命に従って正しい道を行うことを楽しむ」ということ。

自分流では「貧乏は貧乏でもそれ相応の楽しみ方がある」というものだ。

仕事から解放され毎日楽しく暮らしているが、この幸せは病気で倒れるまでの期限付きである。

こんなことを考えていたら、幼なじみのA君の話を思い出した。 次のような内容だと記憶している。 

「強欲な私は倒れた後も楽しみたいと考え、過去の最悪期に私がどんな楽しみ方をしたか、思い起こしてみた。

私にとっての最悪期は小学生の低学年のころだった。 当時はバラックと呼ばれた焼けトタンの掘っ立て小屋で、腹をすかしてゴロゴロしていた。

空襲の後、焼跡廃材で作った粗末な仮小屋である。戦後3年もたって、こんな家に住んでいるのは私たちだけだった。

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外に出ればいじめられる毎日。 唯一の楽しみは空想だ。 「強くなっていじめた子に仕返しして、あやまらせる」という空想を飽きることなく繰り返していた。

ある日知らないお婆さんが「お菓子町から買ってきた」と言ってお菓子をくれた。 とても嬉しかった。 それからの空想は憧れの「お菓子町」に変わった。

『お菓子町を歩いていたら砂糖水の雨に降られた』とか、同じようなことを繰り返し空想して楽しんでいた。

お菓子町が御徒町の聞き違いだと知ったのは、それから10年も後のことだった。

空想なら寝たきりでも楽しめると思う。 苦しくも、痛くもなければだが…」
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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