2008年09月26日

仮面の告白

2008/9/26

「仮面の告白」         
QPに言わせると、私は常識の無い人らしい。 しかし、世間の人から見れば、私も一応分別のあるシニアに見えるのではないだろうか。 

仲間はずれになるのは嫌だから、出来るだけ普通の人に見えるようにふるまっている。

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玄関に靴や傘を置いているように、仮面も置いてある。 仮面は靴と同じだ。 雨天晴天に関わらず、外出するときは必ず付けて行く。

この仮面を付けて出歩くのは、けっこう辛いものだ。 自由が束縛されているような気がする。
 
世間で「よくできた、常識人」と思われている人たちはどうなのだろうか。 

仮面と顔がビッタリとフィットして、痛痒を感じないのかもしれない。 そうでなければ紳士などにはなれないと思う。

一方私はどうかと言えば、なかなか仮面と顔がフィットしない。 いつまでたっても仮面と顔が別々である。 困ったものだ。

簡単に「常識」というけれど、世間の標準的な考えに自分を合わせるのは楽じゃない。 人間という超精密機械をバラバラにして組み直すようなものだ。

そんな事は不可能なので常識人に見えるように仮面をつけて外に行く。 

ここまで話すとQPが、
「あんた、その仮面ウチに帰っても脱がないでくれない」
「そうは行きません」
「なんで」
「家の中でそとづら(外面)はできませんよ」
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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