2009年02月06日

中福祉中負担とは?

2009/2/6

「中福祉中負担とは?」       
麻生首相は「中福祉中負担」というが、中福祉とはなんだろうか。意味不明である。 一方、中負担の意味ならすぐ分かる。今は小負担だから税金を上げよという意味だろう。

田中首相の「日本列島改造論」や池田首相の「所得倍増論」は分かり易いスローガンである。功罪はともかく当時の国民に夢を持たせた。 

「中福祉中負担」では夢も希望も感じない。 むしろ「高福祉高負担」の方が夢や希望がもてる。 なんといったって「高福祉」というバラ色の夢が入っているのだ。

人は老いる。自分の世話が自分でできなくなる。寝たきりになり、糞まみれになり、腹が減り、痛みに苦しんで死ぬ。 しかし、高福祉ならこれらをやわらげることができる。

あるいは、障がいがあっても、それを援助する社会的なシステムがある。 子どもを安心して生み育てることができる。 憲法で保障された文化的生活を誰もができる。

夢と希望がある素晴らしい社会と思う。 しかし、問題もある。言うまでもなく高負担のことである。 国民一人ひとりが負担に耐えられるかどうかが問題だ。

世の中にはお金持ちも、貧乏人もいる。 その中間の人も沢山いる。 その中で高負担に耐えられる人は、お金持ち及び、それに近い人たちである。

ところが、高負担に耐えられる人は、そもそも高福祉など不要な人たちだ。 高額な保険をかけたりして、個人的に高福祉を実現できる人。 彼らにとって高福祉+高負担=高負担に過ぎない。

言うまでもなく、貧乏人及び、それに近い人にとっては、高福祉+高負担=高福祉 となる。 私はこれを「非算術算術」とと呼んでいる(笑)。

このように「高福祉高負担」と言っても、立場によっては意味が正反対になる。 「中福祉中負担」にすれば大岡裁きの
「三方一両損」になるのだろうか?

Google検索で"非算術算術"と入力しても何もでません。 非算術演算あるいは、非算術加減法ならあります。そもそも計算式自体が怪しげですね。

「三方一両損」といっても、誰と誰と誰が三方か、この記事では明確でありません。 

ものごとを正確に書こうとすると、ドンドン長くなり、だんだんつまらなくなります。この問題でいつも悩んでいます。

あいまいを笑ってごまかす苦笑です nakapa心の川柳
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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