2014年10月07日

*詩情を誘うに十分なヤナギ並木が…

詩情を誘うに十分な柳並木が崩壊しようとしている。試しにヤナギが何本あるか数えてみた。なんと、カラフルな遊歩道になったばかりの頃に比べて4分の1以下になっていた。
「鴨々川には中島橋がある。中島橋はかって中島公園への正面入口であった。(中略)そこから川ぶちにシダレヤナギが続く。札幌で一、二といわれるヤナギの街路樹は詩情を誘うに十分なものがある。その数64本、一部は補植されている。(『中島公園百年』 山崎長吉著より)」

2年前の2012年11月9日現在の状況
日本庭園近くの中島橋から豊平館、札幌コンサートホール・キタラ裏へと続く散歩道を中州第1号橋まで歩いた。鴨々川沿いの500mを北から南へと歩き、街路樹としてのヤナギ植栽状況を調べてみた。
現状はヤナギの古木14本、倒木の後に植えられた若木7本、計21本。これに対して、倒木した柳の後に植えられたイチョウは30本。合計51本。そして倒木の後、何も植えられないで放置された空地が13ヵ所もあった。

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札幌コンサートホール・キタラ裏辺りは殆どイチョウ並木。2014年10月5日撮影
『中島公園百年』が出版されたのは1988年、それから24年たったが64本と言われるヤナギは補植された若木を含めても3分の1になっていた。もはや「札幌で一、二といわれるヤナギの街路樹」とは言えない。しかし一部にその面影を残している。

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ヤナギ並木らしく見える日本庭園の裏側。鴨々川沿い散歩道2014年10月5日撮影
原因の一つは台風などの被害。直接倒れるものもあるし、根が浮いて危険木として伐採したものもある。しかし、植え替えは何故イチョウなのだろうか。強いからかも知れないが「詩情を誘うに十分」とは言えない。

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2002年の台風第21号後、根が浮いたヤナギは危険木として伐採された。

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シッカリ根が張ったヤナギは2004年の強力な台風第18号で折れてしまった。

更に2年後、2014年10月6日と同じ場所を再調査
約2年後に再び数えてみると、ヤナギは更に減っていた。21本あった筈のヤナギが植え替えられた若木を含めても14本しかない。あれから2年で7本も減っている。イチョウは30本で変わらない。
何も植えられていない空地は13より19へと6ヶ所増えているが、私としては良い傾向と思っている。イチョウを植えられたらヤナギ並木の復活の望みを絶たれてしまう。

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2014年10月7日現在、19ヶ所が空いたままになっている。
なお、2012年と2014年の調査では、合計64と63との1の差がある。これは私の数え違いを含め、いろいろな原因が考えられる。真偽を確認する方法もあると思うが、とりあえずその時に見たままを書くことにした。
posted by nakapa at 09:37| Comment(0) | 鴨々川
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