2014年9月12日 水が流れていない鴨々川
豊平川は大雨の影響で泥を含んだ濁流、河川敷には流木が積んである。一方、鴨々川は昨日から水量が極端に減り、今日はこの状態。
ここは鴨々川、行啓通に架かる南14条橋と白鶴橋の中間だが水が流れていない。
散歩もできる水のない川。
白鶴橋の下流といっても水がない。
中島公園散歩者からの情報によると、白鶴橋近くで多くのウグイが死んでいたそうだ。鴨々川の水は豊平川の創成川取水樋門橋より入って来る。ここを閉じれば水は入らないが、水量を調節することもできると思う。専門知識はないが、下のURLをクリックすると写真を見ることができる。それを見ると調節できる構造と思えるのだ。
鴨々川が干上がりウグイが死んだ原因を自分なりに推理してみた。一言で表現すれば「人命優先」。テレビで何回も聞いた言葉だ。現場は濁流渦巻く危険な豊平川だが、中島公園は雨もろくろく降らなかった別世界。この辺りに感覚の違いがあると思う。
安全圏にいる人から見れば、ウグイが生きるための水くらい流してくれればいいのにと思う。ところが現場は違う。ここからは現場に居なかったので完全な推測だが、あくまでも「人命優先」。鴨々川は氾濫すれば人口密集地帯で大変なことになる。止めることが先決、そこまでは安全圏に居た私も理解できる。その後はどうなのだろう。
後講釈はいろいろできるが、人命を優先に考えるより他に道がないように思う。きめ細かい対応は90万人に避難勧告を出す状況の中では無理だと思う。無理は心ならずも人命軽視に繋がる場合がある。少なくともウグイが死ぬよりも重大な問題が各地で起こっていることは間違いない。
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