2016年8月13日 育児放棄のカモ?
中島公園で命がけで子を守る母カモの姿を何回もみてきた。その度に感動をもらってきたが、最近はどこか違う。人から餌をもらっている内に野性を忘れて、人並みになったのだろうか?

体調を崩して歩くのが億劫だがリハビリのため中島公園内を散歩していた。その時、ピービーと笛を吹くような音がしたが少し違う。小鳥かなと思い辺りを見渡した。ピーピーという鳴き声は更に強くなったので、あるいはと思い池を見たら迷子の子ガモが泣きながら泳ぎまわっていた。鳴くというよりも泣いている感じだ。必死に親を呼び探し求めている。見つけることが出来なければ、あるいは親が鳴き声に気付いて助けに来てくれなければ子ガモの命はない。親から離れた子は生きては行けないのだ。

開いている口の大きさで必死に母を呼んでいることが分かってもらえると思う。常にピーピーと鳴き続けているので、体調が悪く歩行が少し困難で腰が痛い私でも撮ることができた。普通の子ガモは親にくっついて食べるか寝てるかのドッチかだ。口を開いて歌ったりしない。恐らくこの子は親を見つけるか、力が尽きるまで鳴き続けるだろう。
念のため大人のカモと一緒に写っている写真も撮る。初めて子ガモを見た人でも大きさが違うことが分かるだろう。それと親(母)以外のカモは子ガモに全く興味を示さないことも感じてくれると思うのだ。今年になって必死になって親を探している子ガモを3回も見た。15年間で3回くらいしか逸れ子ガモを見たことないのに、今年だけで3回も見たのだ。異常を感じている。杞憂ならいいのだが……。
人が与えるパンなどのエサを食べている内に本能を失ったのだろうか。そして、人並みに育児放棄の母カモが現れたのだろうか。それとも育児が下手になってしまったのか。疑問は尽きない。
posted by nakapa at 16:23|
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