(中島公園管理事務所「中島公園三十三選」)
(中島公園管理事務所「中島公園三十三選」)
池澤夏樹氏の連続講演第一回目を受講した。二回目も行こうと思ったが既に満席、三回目は是非とも受講したいと思っている。私自身は中島公園のウェブサイトをマメに更新しているだけの人。中島公園の魅力を全国の方々に紹介しようとして頑張っている。文学はどちらかと言えば苦手だ。
昨年、2014年8月、池澤夏樹氏が中島公園にある文学館の館長に就任すると聞いて夢ではないかと思った。文学に馴染みのない私でも知っている著名な作家である。文学も文学館のことも何も知らない私は勘違いをしていたのだ。館長さんだから毎日出勤して文学館の仕事をしてくれる。これは画期的で凄いこと。まさに夢だと思った。
夢は夢として、現実に私は生まれて初めて文学講演を受講した。テーマは「文学全集」を編むという内容だが、門外漢の私でも興味深く聞くことができた。ほとんどが初めて聞くことなのでとても勉強になった。そして講演後には池澤氏を囲む交流会にも参加した。
これについては全くのハプニングだった。実は小説を書いている友人から誘われて参加申し込みをしたのだが、友人が病気で欠席してしまったのだ。私は誰も知る人がいない交流会に一人で出ることになった。それでも話しかけてくれる方がいらして楽しく過ごすことができた。
最後に主催者から皆に「池澤先生と話したい方は、こちらに来てください」と呼びかけがあった。作家先生とは話したことがないので、この際記念に話してみようかなと思った。実は話題はある。池澤氏執筆の道新連載小説「南極の氷」を読んで凄く感動し、道新コラム「朝の食卓」に書いたことがある。そのことを話してみたかったのだ。
その時、池澤氏の周りには誰も居なかったので、つかつかと寄って「先生の書いた『南極の氷』、とても良かったです。感動しました」とか、言おうかなと思ったけれど止めた。別に理由はない。いつもの通りやろうと思ったけれど止めただけ。
夢は大きく、気は小さい。いつも夢を描き空想はするけれど実行はしない。これが私の癖。しかし、今回ばかりはその癖に救われた。実際に話しかければ失礼なことを言ってエライ恥をかくところだった。小説のタイトルは、「南極の氷」ではなく「氷山の南」だった。
文学館に関する情報はこちらをご覧ください。公式サイト→ 北海道立文学館
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