2014年11月5日 小春日和の中島公園
イチョウ並木が枯れ木に変わると冬が間近に来ているように感じる。ポプラがようやく色づいて来た。3日には強風の中、雪も降った。吹雪というには湿っぽい雨混じりの雪だった。
11月上旬にしては温かい一日だった。午前中、イチョウ並木を観に北海道大学に行ったが殆ど落葉していた。中島公園ならもっと葉が付いているだろうと思ったが、何処も同じ秋の枯葉だった。イチョウ並木のある地下鉄中島公園駅の反対側に幌平橋駅がある。地下鉄は菖蒲池の下を通っている。
幌平橋駅近くには素晴らしいポプラ並木があったが、10年前の台風第18号で倒壊してしまった。しかし、所々に大きなボプラが残っている。紅葉が遅いポプラもようやく色づいて来た。
落葉が赤くて美しい日本庭園の東屋と石庭。10月17日から19日まで、ここでお茶会があった。三味線の音色も軽やかな珍しいお茶会だった。これは鴨々川ノスタルジアが開いたイベントの一つだった。私もご馳走になって楽しかったことを思い出す。
生け垣が枯れて八窓庵が、よく見えるようになった。もうじき八窓庵はプレハブ小屋で覆われる。降雪から保護するためである。中島公園にある国指定重要文化財は豊平館と八窓庵だが、来春まではいずれも見えなくなる。豊平館は4年がかりの工事中。2016年3月完工の予定。
しばらくすれば菖蒲池は凍結し、マガモは鴨々川に行く。以前はこの季節になるとカワアイサがよく来ていたが、次第に少なくなってきた。果たして今年は来るのだろうか。凍結するまでの滞在だがよく潜り餌を摂る姿が野生的だ。秋深まる中島公園で菖蒲池を見つめながらこんなことを考えていた。