2014年09月28日

2014鴨々川清掃運動のまとめ秋

2014年9月28日 クリーン鴨々川清掃運動
毎年2回、恒例の「クリーン鴨々川清掃運動」の様子。
市民ボランティアが自主的に参集して行う鴨々川と中島公園内の野外彫刻清掃作業。今回は250人が参加した。9時30分からセレモニーが始まり、開会宣言、ラジオ体操などが9条広場(中島児童会館前)で行われる。その後、地区別に分かれ中島公園内鴨々川、薄野方面鴨々川へ、そして野外彫刻清掃はその場に残り「森の歌」の清掃にかかる。

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高所作業には様々な決まりがある。費用の関係で清掃作業は地上から行う。そのとき力を発揮するのが高圧洗浄機。いろいろ難しい面もあるけれど創意と工夫でブロンズ像がきれいに水洗いされた。

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台座もキレイに洗われて清掃終了。「森の歌」は山内壮夫の作品。

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・9条広場に一番近い鴨々川。ここで鴨々川と菖蒲池よりの流れとが合流する。川向こうは水天宮。

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この水は菖蒲池から流れ児童会館の下をくぐり水天宮橋手前で鴨々川と合流する。

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先生に引率された小学生も参加。左岸にはマンションが建つ。この風景も今年で見納め。生徒にとっても良い思い出になると思う。

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明治時代に競馬場を造るため中島公園遊園地(中島公園と改称前)内に二つの橋を架けた。その名残が前方に見える白鶴橋。競馬場は大正時代に入る前に桑園方面に移された。

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行啓通に架かる南14条橋下流。競馬場に関わるもう一つは南14条橋の近くと思うが、当時行啓通は無かったので違う場所になる。ところでこの日自由広場ではフリマが開かれていた。

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緑の中で開かれるフリーマーケットもいいものだ。
タグ:彫刻友の会
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2014年09月20日

古いコンクリート彫刻を守ろう

2014年9月19日 中島公園彫刻調査 〜古いコンクリート彫刻を守ろう〜
札幌市内には15点ほどのコンクリート彫刻があり、その内の4点が中島公園にある。それらは北海道大博覧会の記念事業として開園した百花園に設置された。北海道大博覧会とは1958年7月5日より58日の会期で開かれた中島公園における最後の大規模博覧会である。

その後百花園は平成の再整備で廃止されたが、4点の彫刻は設置場所は少し変わったが、跡地である「香りの広場」に残されている。彫刻名は「母と子の像」「笛を吹く少女」「鶴の舞」「猫とハーモニカ」。

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百花園跡地の「香りの広場」。左は「笛を吹く少女」、右は「母と子の像」。

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左は「猫とハーモニカ」、右は「鶴の舞」。

4点の彫刻は北海道大博覧会翌年の1959年から1965年にかけて設置されたが、コンクリート彫刻の寿命は人間と同じくらいと言われている。これらの彫刻は既に老化が進んでいるので維持保全作業が必要になって来ている。人間でいえばアンチエイジングである。

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2010年8月9日、札幌彫刻美術館友の会による第1回野外彫刻維持保全作業、以後継続実施。

いずれも札幌出身の著名な彫刻家、山内壮夫の作品である。コンクリート彫刻に寿命があるとは言え貴重な文化財である。維持保全に手をかければ人と同じ様に寿命がのびるだろう。それだけではない、科学技術の発展により新しい維持保全方法が開発されるかもしれない。

又、新素材が開発されて全く同じものが作れるようになるかもしれない。このように彫刻の寿命を延ばことにより、様々なチャンスが生まれて来ると思う。

ところで、札幌彫刻美術館友の会(友の会)では美しい芸術作品を末永く後世に伝えるために、野外彫刻の美化と保全活動をを行っている。9月19日には、活動の一環として「古いコンクリート彫刻を守ろう」という趣旨で中島公園内の該当彫刻について調査を行った。

なお、友の会会報「いずみ No.47」5ページに「古いコンクリート彫刻を守ろう」との見出しで友の会会長の提言が掲載されている。これを参考にしてこの記事を書いているが、許可を得てここにリンクを貼りたいと考えている。ここには中島公園のことだけしか書いていないが更に広い視点が必要と思う。

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山内壮夫作の「笛を吹く少女」の設置は1959年。北海道大博覧会(1958年7・8月)を記念して「百花園」を造園、その中に設置された。

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ボランティア団体「札幌彫刻美術館友の会」によるコンクリート野外彫刻の調査。

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画像は「猫とハーモニカ」の調査。サイズの測定、剥落、亀裂、破損を調査。合わせてGPSによる位置確認作業を行う。調査は他の3点の彫刻についても同じ様に実施した。

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彫刻を支える台の傾きも測定。若干の傾きがあることが分かった。
タグ:彫刻友の会
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2014年09月12日

水のない川

2014年9月12日 水が流れていない鴨々川
豊平川は大雨の影響で泥を含んだ濁流、河川敷には流木が積んである。一方、鴨々川は昨日から水量が極端に減り、今日はこの状態。

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ここは鴨々川、行啓通に架かる南14条橋と白鶴橋の中間だが水が流れていない。

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散歩もできる水のない川。

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白鶴橋の下流といっても水がない。

中島公園散歩者からの情報によると、白鶴橋近くで多くのウグイが死んでいたそうだ。鴨々川の水は豊平川の創成川取水樋門橋より入って来る。ここを閉じれば水は入らないが、水量を調節することもできると思う。専門知識はないが、下のURLをクリックすると写真を見ることができる。それを見ると調節できる構造と思えるのだ。

鴨々川が干上がりウグイが死んだ原因を自分なりに推理してみた。一言で表現すれば「人命優先」。テレビで何回も聞いた言葉だ。現場は濁流渦巻く危険な豊平川だが、中島公園は雨もろくろく降らなかった別世界。この辺りに感覚の違いがあると思う。

安全圏にいる人から見れば、ウグイが生きるための水くらい流してくれればいいのにと思う。ところが現場は違う。ここからは現場に居なかったので完全な推測だが、あくまでも「人命優先」。鴨々川は氾濫すれば人口密集地帯で大変なことになる。止めることが先決、そこまでは安全圏に居た私も理解できる。その後はどうなのだろう。

後講釈はいろいろできるが、人命を優先に考えるより他に道がないように思う。きめ細かい対応は90万人に避難勧告を出す状況の中では無理だと思う。無理は心ならずも人命軽視に繋がる場合がある。少なくともウグイが死ぬよりも重大な問題が各地で起こっていることは間違いない。
タグ:事件事故
posted by nakapa at 18:26| Comment(0) | 鴨々川

2014年09月11日

9月上旬の中島公園

2014年9月11日 9月上旬の中島公園
11日は周辺では大雨だったが、中島公園では殆ど降らなかった。豊平川で水門を閉めたのだと思うが、鴨々川は水が少ししか流れていなかった。

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札幌コンサートホール・キタラ裏を流れる鴨々川。

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鴨々川にはヤナギ並木があったが少しずつ減り、今ではイチョウが多くなっている。

2014年9月10日
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日本庭園

2014年9月6日
境内でイベント、Copan de Marche in 護国神社 11時〜17時

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ハンドメイドと飲食ブース。若い人や家族連れで賑わった。

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札幌護国神社

2014年9月5日
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ナナカマド、奥の彫刻は「木下成太郎像」。
posted by nakapa at 21:30| Comment(3) | 中島公園

オシドリの子供

2014年9月11日 オシドリの子供

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最近よく見るので定着しているように感じる。下の2羽はオシドリで上はマガモと思う。

2014年9月5日
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静かに近づいたら飛び込んだオシドリ。マガモだったらじっとしていると思う。
タグ:オシドリ
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2014年09月08日

台風18号の大被害から10年

2014年9月8日 台風18号の大被害から10年
中島公園を襲った2004年の台風第18号から10年たった。余りにも大きな被害なので市民の関心もきわめて高かった。しかし10年一昔と言われるように、どこか遠い話として忘れ去られようとしている。

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2001年11月3日撮影、2004年9月8日ポプラ並木は台風で倒壊。中島公園で一番好きな風景は行啓通のポプラ並木だったが、今はないし再び植えられる気配もない。

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ポプラ並木はこの様に折れてしまった。2004年9月9日撮影

下は反対側から撮ったもの。前方に幌平橋。
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上と同じ場所の10年後の姿。ポプラ並木は消え何の変哲もない普通の道路になった。
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2005年9月8日撮影
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台風被害1年後、背の高いポプラ並木はこんなに小さくなってしまった。葉を生やして必死に生きようとしているように見える。

2014年9月7日撮影
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同じ場所だが、10年たったら跡形もなく消えてしまった。ポプラ並木は人々の記憶の中にしかない。記憶を持った人も次第に減るだろう。ところで地下鉄出入口後方にポプラが一本。幹に白い点が見えると思うが、それは木に貼り付けた「お知らせ」である。 2014年9月7日撮影

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「危険木処理作業のお知らせ」と書いてある。このポプラも近いうちに姿を消しゼロとなる。

2004年9月8日 台風当日の画像
札幌コンサートホール・キタラから菖蒲池の西岸へ、そして豊平館、日本庭園、児童会館へ、そこからくるりと回って菖蒲池東岸から南岸への順番で撮影。

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キタラ南側の駐車場。

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日本庭園南門(臨時閉鎖中)

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日本庭園は閉鎖されていたので藤棚に向かうと、倒木でよく見えない様な状態だったが、中に入るとガッチリと藤棚で守られ歩き易かった。

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通常はこのような形の藤棚。6月に咲く満開の藤が素晴らしい。2014年9月10日撮影

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売店ミドリ(花月)

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彫刻「のびゆく子等」の像に柳が倒れ掛かっていた。後で補修したようだ。それにしても大きな根っこだ。これが倒れるとは相当な強風と思った。

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中島児童会館

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彫刻「森の歌」の立っている9条広場では沢山の木々が倒れた。枝が折れた木々も多かった。

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「森の歌」のある9条広場で反転して菖蒲池東側遊歩道を菖蒲池に沿って南下した。途中でボート乗り場のチケット売り場が倒れているのが見えた。大木が横倒しになっていたが簡単に通り抜けられた。

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菖蒲池東岸の遊歩道は水と緑に包まれている。2014年9月10日撮影

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菖蒲池の東側にある林の中でも多くの木々が倒れていた。枝折れした木が落ちてくるかも知れないので林の中には入らなかった。

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菖蒲池南側の河口付近では大木が倒れていた。その為キタラが丸見えになってしまった。池越しに見るキタラは木々の陰で美しかったので惜しいことをしたと思った。キタラ、木々の緑、水面、これらが組み合わされて風景が作られていた。木々が倒れて、初めてこのことに気がついた。

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菖蒲池南岸近くに、マガモ、カラス、オオセグロカモメがいた。植物は倒れているのに動物は元気だ。動けることは生き物にとっていかに生存に有利か思い知った。台風直後の中島公園はいろいろなことを私に教えてくれた。

2004年9月9日 台風当日撮りきれなかった場所に行った。
先ず最初に護国神社、幌平橋駅方面に向かった。次に体育センター前から自由広場、菖蒲池西岸中央まで行った。

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札幌護国神社彰徳苑。ここには慰霊碑、記念碑がある。

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「ノモンハン英魂の碑」の前に10年前に倒れた木の切り株が見える。2014年9月10日撮影

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鴨々川水遊び場の遊具。この辺りの倒木も多かった。

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大木も倒れて無くなれば新しい風景に変わり大木の存在は忘れ去られる。2014年9月10日撮影

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地下鉄幌平橋駅2番口は鴨々川水遊び場に近い駅。中島公園の中でも水と緑の豊かな場所。沢山の倒木があり、台風通過後はスカスカになってしまった。

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大きな枝が折れたが形を変えて生きている木。2014年9月10日撮影

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地下鉄幌平橋駅1番口付近は、ほぼ全滅に近いポプラ並木等、台風被害が一番大きかった場所。10年たっても台風の爪跡がハッキリ残っている。ただ緑はそれなりに回復するので、台風以前を知らないと変化に気づかないかもしれない。

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台風被害前は緑が鬱蒼と生い茂る幌平駅前だったが、スッキリした感じも悪くない。2014年9月10日撮影

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中島体育センター前の多くは芝生の広場になったいる。今になると台風被害などなかったように思えるが、この様に倒れた木々も少なくはなかった。

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木々が無くなって得たものと言えば、開放感。2014年9月10日撮影

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園路の向こうは自由広場。この様に根こそぎ倒れた木々が此処だけでなく公園中で見られた。

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箱形の機械設備とホテルファイフォートが目印になり、ここが同じ場所であることが分かる。

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菖蒲池西岸中央、台風後に菖蒲池の看板が立てられたところ。池の景観ポイント。

2014年9月10日撮影
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大木が倒れても10年もたてば周りの木が生長して失った緑をカバーする。2014年9月10日撮影

2004年9月11日 9月8・9日撮影分と重複しない2枚。
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ボートハウスのチケット売り場が倒れた。
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人形劇場こぐま座前の遊具は倒れた木々で埋まってしまった。

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この辺りでは多くの木々が倒壊したが植樹もしないのに緑を回復した。2014年9月10日撮影

2004年9月15日 台風通過後1週間
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台風通過の1週間後、地下鉄幌平橋駅前はスカスカになってしまったまま。

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幌平橋駅近くの園路、整理は進んでいるが時間はかかりそうだ。

2004年9月20日と台風前5月12日比較
台風前、台風後、現在の写真を3枚並べてみた。
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台風前の春2004年5月12日の幌平橋駅前。夏になると鬱蒼とした緑に包まれていた。

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折れた木は伐採され丸裸になった様な2004年9月20日の幌平橋駅前。

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地下鉄幌平橋駅周辺は台風第18号の爪跡を未だに残している。しかし10年以上前の風景を知らない人にとっては、これが普通の風景。古い記憶のある人にだけ見える台風の爪跡がここにある。2014年9月10日撮影

更に詳しい情報はこちらをクリック! → 2004台風第18号(中島公園で最大級の被害)
タグ:事件事故
posted by nakapa at 06:29| Comment(4) | 公園管理

2014年09月03日

9月初旬の中島公園

9月3日の中島公園

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多分小学生。そろいの帽子を被っているから授業の一環と思う。何を勉強しているのだろうか。興味津々。

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中島公園庭球場はアンツーカーコート。今では珍しいと思う。

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鴨々川、みその橋の上流。字が読みにくければ、画像をクリックすれば拡大。

9月1日の中島公園
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通勤時間の地下鉄中島公園駅1番出入口前。

ここは何処でしょう?
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札幌市円山動物園です。ふれあい教室の生徒さんはヒツジのように大人しい?
posted by nakapa at 14:43| Comment(0) | 中島公園

2014年09月02日

菖蒲池東岸にオシドリ

2014年9月2日 菖蒲池東岸にオシドリ

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菖蒲池東岸、ジョギングの人が近づいたら水鳥は驚いて池へと逃げた。

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岸に残った2羽は子供のオシドリと思うが、どうだろうか?
タグ:オシドリ
posted by nakapa at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 動物