〜2013年2月8日-10日 ゆきあかりin中島公園〜
今年は三日間合計の来場者数は6,859人と去年の9,500人を下まわった。
初日の悪天が影響したようだ。雪、時々吹雪だった。
以下、アンケートの書き込みより抜粋。
「住民が一生懸命やって楽しんでいるのでいる面白い企画です」
「こんにちはなどの声かけなど感心して、うれしかったです」
撮影日順に掲載。メイン会場である9条広場から中島体育センターまで、
全ての雪灯りを紹介するつもりで歩いた三日間だった。
今回で7年目、1回から全記録→
ゆきあかりin中島公園2013年2月8日撮影 第1日目 第1日目は吹雪模様の為メイン会場(9条広場)に限定して開催。
16時30分から点灯式。主役は「点火隊」の子供たち。吹雪に負けず果敢に点灯!

16時30分点灯式の後、真っ先に点火隊が点灯開始。
トンガリ帽子が可愛い子供達が寒さを堪えて頑張っていた。

ここは「シンボルゆきあかり」、広場全体に広がる雪明りのビューポイント。

2台の移動販売車でお汁粉、コーヒー等温かいものを提供。
隣接した児童会館で暖をとることも出来る。床暖だから気持ちいい。
準備完了、来場者を待つばかり。

点火隊に続き来場者皆で次々と点灯。
広場を雪明りで満たす作業が寒さを吹き飛ばしてくれる。
来場者と主催者が一緒にやる作業は、お互いに楽しい。

徐々に暗くなり雪明かりが映えてきた。
画像では穏やかに見える天気だが寒いし吹雪くこともある。

これはエスキモーのイグルーかな。
第1回ゆきあかりでは自由広場のイグルーが目玉だったと思う。

来場者の投票で優秀作品を決めるGoodJobコンテスト。
中学校、地域ボランティア団体等、7組が雪像と雪明りに挑戦した。画像中央は投票箱。

メイン会場(9条広場)に並ぶジョブコンテスト作品。
白い雪が素材なので灯りでメリハリを付けている。

上の作品、左を拡大。もっと接近して撮れば好かったと思うが後の祭り。
綺麗な模様が伝えられなくてゴメン。

点灯前の作品。点灯したらどうなるか明日が楽しみだ。(点灯した作品は9日分に掲載)

作品の撮影中。いい映像を撮るには腕はもちろん道具も必須と痛感。
役目は情報提供と記録と思い直し一人で納得。

吹雪模様だったが、かなりの来場者があった。
「ゆきあかり」も3回目くらいまでは本当に寂しかった。
しかし現在の盛況があるのは初期の寂しさに、めげずに頑張り続けてきた方々のお陰と思う。

天候の都合でメイン会場のみの開催となったが、1ヶ所に纏めたので賑わいを演出できたと思う。
人出の少ない祭りほど寂しいものはない。悪天の初日を乗り切る。
初日はメイン会場のみだが明日への準備も着々

札幌彫刻美術館友の会は「灯りと願いのターミナル」 担当。
テントを張り道具をそろえ明日の準備に忙しい。

テントの中には机と椅子、ストーブも用意された。紙コップ、ローソク、サインペンの準備も万端。
念のためテルテル坊主も作ったぞ! あした天気にな〜れ

外では明日の為の準備作業開始、先ず除雪機で雪の壁をつくる。
ここは紙コップランタンの展示場になる予定。

次に雪の壁に願いを書いた紙コップを入れる穴を掘る。
明日は来場者にも紙コップに願いや絵をかいてもらう。
そしてローソクに火を点けて穴に入れて完成。

「菖蒲池の団欒」上演中のシアターZOOでもスノーランタンが用意されていた。
明日はメイン会場に加え、日本庭園を通ってキタラまで続く「ゆきあかり街道」、その他で点灯される。
「ゆきあかりin中島公園」が全開となる予定。きっと晴れるだろう。星空の下での開催期待!
2013年2月9日撮影 第2日目
晴天に恵まれ来場者も多数、全ての会場に火が灯った。
全体を撮影するつもりだったが、時間が足りず残りは最終日である明日に行くことにした。
私も中島公園近所の住民として手伝っていたが、最終日は念のためフリーにして置いてもらった。
今度こそ全会場撮影!

好天に恵まれ「灯りと願いのターミナル」に火が灯る。
ここを担当する札幌彫刻美術館友の会は年2回彫刻清掃を実施、この彫刻も清掃対象の一つになっている。

ところで2009年9月26日のことだが、同会主催による第4回中島公園彫刻清掃が行われた。
そのことを知った「のびゆく子等」の作者小野健寿先生も参加。
制作者としての取り組みなどを説明。
その中で「友愛の心で命の喜びを表現」したと語っていたことを記憶している。
友愛の心で灯す紙コップ

紙コップに願いや絵を描いてローソクの火を灯す。
通りすがりの多くの人たちが参加してくれ、最終日にはローソクが足りないほどだったと聞いた。

観るイベントが多い雪まつりに対し参加型を目指した中島公園の雪あかり。
雪壁の穴掘りから紙コップに描いて火を点けるまで、来場者に自由にやってもらったら素敵な作品ができた。
願う人の心が形になっていると思う。

「のびゆく子等の像」の下には小学生の子等の願いがコップに描きこまれている。
去り行く者の人生最後の「仕事」は次世代への継承と考えている。
中島公園を出来るだけ良い状態で次世代に引き継がれることを願っている。
子供たちがイベントに参加してくれることはこの上ない喜びである。

よく見るとこちらも「資生館小学校」と書いてある。
この他にも近隣の中学や高校生が団体あるいは個人で参加してくれている。

絵などを描いた紙コップランタンはこの中で作られている。
制作道具はそろっているし小さいながら石油ストーブもある。
だれもが自由に参加、自由に飾ることができる。

ゆきあかり街道は北から南へと続く。遠くに薄野の灯。
「すすきの氷の祭典」から僅か350mで中島公園に着く。

メイン会場は地下鉄中島公園駅直結の9条広場。
ここには「シンボルゆきあかり」と呼ばれる展望台(昼は雪の滑り台)がある。
GoodJobコンテスト作品、それに休憩所(児童会館2階)と移動販売車2台がある。

来場者が優秀作品を選ぶGood Jobコンテスト実施中。

中島公園近所の中学校もGood Jobコンテストに参加。

児童会館前に移動販売車。左の車で豚汁・汁粉販売。

児童会館はホッとステーションと呼ばれる休憩所。
床暖ジュータンが冷えた身体に心地よい。2階から眺める雪明かりも素晴らしい。

「シンボルゆきあかり」展望台。昼は滑り台にして遊ぶ。

このオブジェには、後援・協賛・協力団体名やゆきあかりin中島公園実行委員会参加団体名などが書かれている。

札幌彫刻美術館友の会ランタン。
実行委員会には豊水地区第一町内会、豊水まちづくりセンター、地域力UP実行委員会、
札幌彫刻美術館友の会、パークホテル、ノボテル札幌、キタホテル、文学館、キタラ、児童会館、
体育センター、天文台、渡辺淳一文学館、シアターZOO、管理事務所(事務局)が参加している。

この夜、ノボテル札幌では甘酒無料サービス。

冬期閉鎖中の日本庭園だが期間中オープン。
冬の日本庭園を散策できる唯一のチャンス。

門から入り雪の日本庭園を楽しめる。
庭園中に雪明り回廊がめぐらされて、まるで迷路を歩くような楽しみがある。

京都の老舗石屋が作った灯籠も雪の中で映えている。

天文台ではキャンドル・デコレーション制作・点灯。

ゆきあかり街道の穴場は渡辺淳一文学館への道。
天文台よりキタラの裏を通り渡辺文学館へと続く。
鴨々川を渡り文学館までのゆきあかり街道はムード溢れる散歩道。

鴨々川沿いの散歩道は文学の香する散歩道。
2013年2月10日撮影 第3日目この日は前2回で撮れなかった場所を選んだ。

「シンボルゆきあかり」は昼間すべり台として人気。

中島体育センター玄関前。
観光客等はすくないが、ここには夜も体育センター利用者が通う。
行き帰りにキャンドル・デコレーションを見て楽しむ人も多いと思う。

豊水通から入る体育センターへのアプローチ。

体育センター入口前の北ホテル。エントランスに電飾。

北海道立文学館前にはスノーキャンドルとオブジェが。
去年はここに大きな招き猫雪像が立った。ニコニコした表情豊かな猫だった。

オブジェは丹頂鶴、ヒグマ、シマフクロウだろうか?

札幌パークホテル・アプローチの電飾。

北口の銀杏並木園路に美しい氷像が立っている。
製作は氷像作りに実績がある札幌パークホテル。
さっぽろ雪まつり同時開催の「すすきの氷の祭典」にいつも出展している。
「中島パフェ」が協賛したときもパークホテルに作ってもらった。

地下鉄中島公園駅3番出口裏のシンボルゆきあかり。

ノボテル札幌へと続くゆきあかり街道。

イルミネーションとキタラレストラン。

キタラ広場の札幌コンサートホール・ビューポイント。
本当は立て看板のマークのように並んでいるのだが撮影に失敗。
夜の撮影は難しいとつくづく感じる。
以上、2月8日からの三日間の撮影。今年は初日が悪天だったが後の二日で盛り返したと思う。
中島公園近所の住民である私にとっては楽しい「ゆきあかりin中島公園」だった。
市民や観光客の皆様も雪の札幌を楽しんでくれたことと思う。