〜野外彫刻劣化防止総集編 7月10日・19日・20日〜
山内壮夫の「母と子の像」は、1958年の建立から53年たち相当傷んでいます。
なんとか長持ちさせようと、ボランティア・グループが劣化防止作業に汗を流しました。
コーティング作業準備
先ず当局の許可が必要です。「好いことだから勝手にやっていい」と思ったら大間違いです。
山内壮夫の「母と子の像」は、1958年の建立から53年たち相当傷んでいます。
なんとか長持ちさせようと、ボランティア・グループが劣化防止作業に汗を流しました。
コーティング作業準備
先ず当局の許可が必要です。「好いことだから勝手にやっていい」と思ったら大間違いです。
準備作業は、この彫刻はどこで管理しているか調べるところから始まります。

作業している団体名等は明示する必要があります。
見た人に「怪しい人達が彫刻に悪戯をしている」と、心配をかけてはいけないのです。
7月10日、午前・午後、彫刻清掃。

作業している団体名等は明示する必要があります。
見た人に「怪しい人達が彫刻に悪戯をしている」と、心配をかけてはいけないのです。
7月10日、午前・午後、彫刻清掃。

先ず、道具をそろえました。彫刻をこれ以上傷めないように優しい道具を使います。
歯ブラシは口の中を傷めない優しい道具です。
クリーム・クレンザーも瑕を付けずに強力に汚れを落とします。

水をかけ、クリーム・クレンザーで汚れを落とします。

水をかけ、クリーム・クレンザーで汚れを落とします。
そして、最後に水をたっぷりかけて、洗剤を流し取りました。

奇麗に洗ったら、濡れたシーツをかけて、ビニールで包みます。

奇麗に洗ったら、濡れたシーツをかけて、ビニールで包みます。
こうして3時間ばかり放置すると、汚れがきれいに取れます。 蒸し風呂に入った状態と似ていますね。
この後、更に徹底的に清掃して、一日目の作業は終了です。
7月19日午前・午後、再び彫刻の水洗い

歯ブラシとクリーム・クレンザーで徹底的に汚れを落とします。
この後、更に徹底的に清掃して、一日目の作業は終了です。
7月19日午前・午後、再び彫刻の水洗い

歯ブラシとクリーム・クレンザーで徹底的に汚れを落とします。
コーティングしたら、もう出来ないので、念には念を入れます。

野外彫刻やボランティア活動に興味のある方々が、次から次へと来て声をかけてくれました。
7月20日午前・午後、劣化防止のコーティング

一般的には、劣化防止にコーティングは適さないとされています。

野外彫刻やボランティア活動に興味のある方々が、次から次へと来て声をかけてくれました。
7月20日午前・午後、劣化防止のコーティング

一般的には、劣化防止にコーティングは適さないとされています。
覆った皮膜が剥がれたりして美観を損なうからです。
ところが、上の画像の「パーマシールド」は剥れません。
ところが、上の画像の「パーマシールド」は剥れません。
中に沁み込む状態で彫刻を保護するのです。

見て下さい。 きれいになっただけで外見上、何の変わりもありません。

見て下さい。 きれいになっただけで外見上、何の変わりもありません。
パーマシールドさまさまです。

順序が逆になりましたが、刷毛で楽しく塗りました。

皆さん、お疲れ様でした。撮ってる私は写っていません。

順序が逆になりましたが、刷毛で楽しく塗りました。

皆さん、お疲れ様でした。撮ってる私は写っていません。
タグ:彫刻友の会