2009年03月16日

不審者に気をつけて?

2009/3/16

「不審者に気をつけて?」       
 一体どうなっているのでしょうね。世の中分からないことばかりです。 小学校では、生徒に「不審者に気をつけて」と教えているそうです。 小学生は困っているのではないでしょうか。

 不審者? どんな人。 マスクしている人、サングラスかけている人。それとも黒い帽子被っているの? 「教えて下さい。どんな人」。子供たちの困惑した顔が浮かんできます。 しかし、ぜんぜん困らないで、誰でも不審者と決め付ける小学生も怖いですね。

 不審者から身を守れと言われたら、知らない人は信じないこと。 これしか方法がありません。 しかし、将来ある小学生に人を信じない教育などしていいのでしょうか。 

 報道によると、子供を交通事故から守ろうとした「知らない人」が、母親に通報されて、逮捕された事件がありました。 ここに、2種類の人が登場します。 一人は、人を信じて小さな子供を守ろうとした「知らない人」。 もう一人は知らない人を疑って警察に通報した母親です。

 どちらが正しいとも言えません。 知らない人を信じない母親が、わが子を守ろうとしただけです。 人を信じて子供を交通事故から守ろうとした人は、誤解をされて大変な目に遭いました。 「これからは人を信じないことにしよう」と思ったかもしれません。

 こんなことが繰り返されて、人を信じない人がだんだん増えてきます。 人を信じない社会は一人ひとりが孤立した社会です。 犯罪をやり易い、犯罪者が大好きな社会です。 早く次の事実に気がついて欲しいと思います。 「不審者に気をつけて」の教育は、「知らない人は信じるな」の教育と同じです。 なぜなら誰が不審者か見分けるのが難しいからです。大人でも難しいことを子供に要求しても無理です。

 「知らない人は信じるな以外」の方法で犯罪から身を守る方法はあるでしょうか。 3月15日の北海道新聞朝刊「安全マップ作りを通じて危険予測能力を育てたい(立正大犯罪社会学、小宮信夫教授)」に一つの方法が紹介されています。 そこには瞬間的に危険な場所に気づく「危険予測能力」を育てることが大切と書いてあります。 

 犯罪から身をまもるのに一番重要なのは「予測」です。 どうしたらできるのでしょうか。 答えは先ほど紹介した新聞記事の中にあります。 北海道新聞を読むことができない方には申し訳ないのですが、記事を丸写しすることもはばかれるので、私なりに解釈して、このようにまとめてみました。
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記