2008年11月28日

薄氷の下は冷たい水!

2008/11/28

「薄氷の下は冷たい水!」         
11月27日夜、メールで次のような情報提供がありました。 
カッコ内はその抜粋です。

「今日の午後窓から菖蒲池を眺めていたとき、突然中学生らしき若者が5〜6人が池の南西部の氷の上を走ったり、ジャンプしいるのが目に入りました。

池中央の島まで往復する者までいました。

池の奥にはまだ氷の張っていない場所が見え、氷の薄い箇所もあったはずです。

もし、池の中央部で氷が割れた場合、救助の方法が全くないだけに、慄然としました」


数枚の写真が添付されていました。その内の2枚です。

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一見、楽しそうに見えますが、危険な行為です。 もちろんロープを張られ、警告表示もあります。

のどかな遊びの風景ですが、薄い氷の下は冷たい水。写真を見れば分かりますが、まだ水面の部分も残っています。

メールによれば「中央の島まで往復する者までいた」ということです。 氷が割れれば冷たい水の中。深ければ危険だし、浅くても、この寒空では惨憺たる思いをするでしょう。
 
話は変わりますが、若い頃「溺者救助泳法」を習ったことがあります。 当時の講師はこう話していました。 あまりにもシビアなので今でも覚えています。

「溺れる者を見たら、浮き輪を投げろ。なければ何か浮く物を。何もなければ、気絶して動かなくなるまで待て。 

気絶を確認してから『溺者救助泳法』で助けろ。 意識を回復して、しがみついて来る事がある。もの凄い力だ。 その時は、思いっきり蹴っ飛ばせ。

それでも離れなかったら、息を大きく吸って潜れ、そうすれば離れる。再び気絶して静かになったら救助にかかれ!」

溺れる者に近づくなとは余り言われなくなりました。 最近このような注意は聞いたことがありません。

薄氷の上で楽しそうに遊ぶ姿を写真で見て、考え込んでしまいました。 危険から身を守るには教育しかありません。 

学校だけでなく、経験して学ぶことも含めた、広い意味での教育です。 家庭教育はもちろんですが、大人は子どもを注意し、仲間同士で注意しあうことも大切です。
タグ:事件事故
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 公園管理