2008年11月24日

事件直後のコメント

2008/11/24

「事件直後のコメント」         
元厚生次官連続襲撃事件の容疑者が捕まった。 誰もが疑問に思っていることは、その動機だろう。
 
「ペットを保健所に殺され腹が立った」からと言っているそうだが、何とも信じ難い。 真相は徐々に明らかになってくると思う。

この誰にも分からない段階で専門家と言われる学者などのコメントが新聞などに掲載される。 これらの切り抜きを集めて、明らかになった真相と対比して読むと面白かもしれない。

聞いた話によると、この段階でコメントを出す人は、その道の権威というよりも、マスコミ対応の好きな人、あるいはそうゆう役目を与えられた人だと言う。

在職時代、自分の専門分野で事故が起こると、「またXXさんのコメントが載るな」と出る前から分かる。 もちろん業界の権威ではないが、専門家の一人である。

真面目に考えれば「まだ、十分な情報を掴んでいないのでコメントできない」というしかないが、これでは記事にならない。 その時点で出来る限りのサービスをする。

なんだ「出たがり屋」かと思ってはいけない。 当たり障りのないコメントを、業界、読者、スポンサーのいずれからも不満のもたれないように話すのは至難の技。 

簡単に出来ることではない。経験、知識、幅広い教養が必要である。 彼らもある意味でのオーソリティである。 コメントも傾聴に値する。
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記