2008年11月07日

真面目人間の悩み

2008/11/7

「真面目人間の悩み」       
前にも書いたが、やっとの思いで中島公園鴨々川に遡上したサクラマスを見て「美味しそうね」と言ったオバサンがいた。 

「食べちゃダメですよ」と言ったら一人で笑い転げた。

この場合の笑いの主役はオバサンである。 このオバサンには超高性能の「笑う仕掛け」が装備されているのだ。 

「食べちゃだめですよ」と言った私は、例えて言えばボタンを押しただけ。 装置を始動させて「大笑い」を発生させたのはオバサン自身である。

それでも、自分の一言で大笑いしてくれれば嬉しい。 小さな幸せをもらった気分だ。

一方、ブログに書いて読者を笑わせるのは、至難の技。 なぜなら私は冗談一つ言えない超真面目人間だからである。

「nakapaさんは真面目ですね」。 私に対する褒め言葉は、これ一つしかない。 もうとっくの昔に聞き飽きている。 

40年間も言われ続ければ、「真面目」といわれただけで、「つまらない人間」と言われたのと同じ気分になるものだ。

やっと褒めるところを見つけてくれた人には申し訳ないが、「不真面目」と言われた方が余程ましだ。

さらに申し訳ないことを言わせてもらうと、人を真面目と言って褒めているつもりの人は、真面目と言われた経験がないのかも知れない。 

それもちょっとお気の毒。 私の「真面目」を分けて上げるので、取りに来てほしい。 余り物で恐縮だが持ち帰って、奥様(旦那様)の為に役立てて欲しい。
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記