2008/9/10
退職して間もないA氏は私より7歳若い。長年連れ添った奥さんとうまく行ってないらしい。
私にも経験がある。 今では楽しく暮らしている私としては、いろいろ助言をしてあげたい。先ずは話を聞いてあげること、これが第一歩だ。
「皮肉なことに奴隷の僕は、主人と呼ばれているんですよ」
「いいじゃないですか。主人なんだから」
「二人だけの生活は、主人対奴隷の生活だということが、退職してやっと分かりました」
「と、言うと?」
「リーダーは一人じゃないとダメなのです」
「主人なんでしょ」
「主人になりそこなった私は、奴隷になるしか生きる道はないのです」
「そうですか! 思いつめない方がいいですよ」
「恋の奴隷と言う歌がありましたね。今なら意味が分かりますよ」
「分かるんですか。私には分かりませんが…」
「モテる人は得ですね。 本人が意識している以上に得ですよ。逆にモテない人は一生の損です。毎日が損の積み重ねなんですよ」
「ただの、ひがみじゃないですか。…恋の奴隷?」
「いえいえ、トンデモナイです。ただの奴隷です。ヒラです」
「会社辞めたんだから、ヒラとか上司とか、主人と奴隷とか言うの止めたほうがいいですよ」
「だからと言って諦めてはいません。損して得をとる手があるんですよ。 利口な奴隷が愚かな主人を操ることもできるのです」
「ずいぶんこだわりますね。勝手にしてください」
「柳で暮らせ と、いいますね」
「柳の下で、ホームレス?」
「風に逆らわずに受け流している柳が、強風にも折れないようにですね、堅苦しく考えたり抵抗したりしないで暮らすのがいいと思うのです。肩肘はらず、気楽に行こうと思っているのですよ」
「ムリしないでください。台風で一番よく倒れたのが柳ですよ」

2004年9月8日台風第18号が中島公園を襲う。
私にも経験がある。 今では楽しく暮らしている私としては、いろいろ助言をしてあげたい。先ずは話を聞いてあげること、これが第一歩だ。
「皮肉なことに奴隷の僕は、主人と呼ばれているんですよ」
「いいじゃないですか。主人なんだから」
「二人だけの生活は、主人対奴隷の生活だということが、退職してやっと分かりました」
「と、言うと?」
「リーダーは一人じゃないとダメなのです」
「主人なんでしょ」
「主人になりそこなった私は、奴隷になるしか生きる道はないのです」
「そうですか! 思いつめない方がいいですよ」
「恋の奴隷と言う歌がありましたね。今なら意味が分かりますよ」
「分かるんですか。私には分かりませんが…」
「モテる人は得ですね。 本人が意識している以上に得ですよ。逆にモテない人は一生の損です。毎日が損の積み重ねなんですよ」
「ただの、ひがみじゃないですか。…恋の奴隷?」
「いえいえ、トンデモナイです。ただの奴隷です。ヒラです」
「会社辞めたんだから、ヒラとか上司とか、主人と奴隷とか言うの止めたほうがいいですよ」
「だからと言って諦めてはいません。損して得をとる手があるんですよ。 利口な奴隷が愚かな主人を操ることもできるのです」
「ずいぶんこだわりますね。勝手にしてください」
「柳で暮らせ と、いいますね」
「柳の下で、ホームレス?」
「風に逆らわずに受け流している柳が、強風にも折れないようにですね、堅苦しく考えたり抵抗したりしないで暮らすのがいいと思うのです。肩肘はらず、気楽に行こうと思っているのですよ」
「ムリしないでください。台風で一番よく倒れたのが柳ですよ」

2004年9月8日台風第18号が中島公園を襲う。