2008年09月04日

ノーベル賞の田中さん

2008/9/4

「ノーベル賞の田中さん」       
田中耕一さんを覚えているでしょうか。 2002年にノーベル化学賞を受賞した会社員の田中さんです。 今は白髪が増えイメージが変わったそうです。

NHKから紅白歌合戦の審査員を頼まれたとき、辞退しました。その時の理由が いかにも田中さんらしく好感が持てました。

「私は芸能人でも博士でもありません」というものです。 知らなかったのですが、田中さんは博士でも修士でもなかったのです。

テレビでみると天才らしからぬ風采をしています。聞いた話ですが、田中さんの業績を見つけて、その才能を認めたのは外国人だそうです。

残念ながら日本では埋もれた人材の発掘は難しいようです。何故かというと、その道を極めたエライ人が、必ずしもその道の達人ではないからです。

実は世渡りの達人だったりするのです。そのエライ人に認められ、引き上げられる人も又、世渡りの達人ではないでしょうか。

ところで、凡人の意味ですが、三省堂国語辞典には「自らを高める努力を怠ったり功名心を持ち合わせなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人」とあります。

これは凡人としては納得し難いところです。努力はしたし、人並みの功名心もあったが、不本意ながら凡人のまま。その結果、影響力が皆無のまま一生を終えるのではないでしょうか。

日本には埋もれた才能を発掘する仕組みが無いようです。 埋もれたままの人材が日本中に溢れています。これを読んでいるあなたもきっとそのような方だと思いますよ。
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記