2008年08月10日

妻がきれいにみえるとき

2008/8/10

「妻がきれいにみえるとき」         
「早起き新聞友達」といっても分かり難いと思うので、簡単に説明します。共同住宅に住んでいますが、新聞を取りに行くとよくお会いする人がいます。朝5時半に新聞は来ます。ときどき遅れることがあるが、たいていの人は部屋に帰って出直します。私とその「新聞友達」だけは帰らないで新聞の来るのを待っています。

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 ここで新聞が来るのを話しながら待つことがある。

こんなことを5年も繰り返していると、待っている間にいろいろな話をするようになります。たいていは中島公園とか、いわゆる時の話題ですが、その朝は珍しく奥さんの話になりました。

「あの方が奥さんなのですね。先日ご一緒に歩いているのを初めて見ましたよ。きれいな方ですね」
「何をおっしゃるのですか。私がこんな風采だから家内もブスだと思っていたのでしょ」
こういわれては返す言葉もありません。「見ましたよ」だけでは愛想がないと思って「きれいな方」を付け加えてしまったのです。

返答に窮していると「新聞友達」は長々と話し始めました。「家内は背が低く、年の割には顔が小さいのですよ。目がパッチリしているので、可愛いと言えば、可愛いですね。だけど、髪が薄く、ダンゴッパナで、しわがあるからブスと言えばブスです」
「はぁ……」

「川柳で『老妻も 角度変えれば 美人なり』というのありましたが、これは本当だなと思いますよ。確かに特定の角度で特定の方向から光が当たればきれいに見えることもあるのです。ところが、怒ると酷い、これは酷くて見ていられないですよ。ぶすっとしているからブスとか言いますが、ホントですね」
「そんなもんですかぁ」

「私は女房の仏頂面が嫌いです。だから女房を怒らすようなことは滅多にしません。女房が間違ったことを言っても逆らわないようにしています。笑顔が好きだから、何んと言って笑わそうかと何時も考えています。我ながらバカな男と思ってますよ。こうゆう暮らしをしていると、楽には楽なのですが、これで良いのかなと思うこともありますね。時々テレビのインタビュー等で『妻を尊敬しています』とか言う人いますが、羨ましいです」
「うらやましいですね」

私もこんな心境になりたいと思いました。
「おや、新聞来たようですね」
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記