「藻岩山から観る札幌市街の夜景は素晴らしい」
と、いっても写真で観ただけだ。実際はどうなのだろう。
Aさんが夜景を撮りに行くというのでついて行くことにした。「夜景を撮るカメラがないのですが」といったら、「三脚さえあれば大丈夫」との話なので気楽に行ってみた。
屋上展望台に上り、さっそくデジカメを三脚にセットしたが、三脚が低いので手すりの上まで首(レンズ)が届かない。 同行のAさんを見るとちゃんと届いている。
なんとも、恥ずかしい気分だが、あたりが暗いのが救いだった。 いろいろ試してみて、なんとか手すりの隙間かからレンズを覗かせることが出来た。
こんなことでは、まともな夜景が撮れるわけがない。仕方がないので夜景の代わりに夜景を観る人を撮ることにした。

3人で展望レストランに食事に行った。 目の前に札幌市街の夜景が広がっている。 ここからも一枚撮ってみた。
後で見ると夜景にオーバーラップして私の顔が写っている。 お化けみたいで気持が悪いので棄てた。
メニューを見るとハンバーグが1,280円で、ライスは別料金の280円で計1,560円。 迷っているとスープカレー(ご飯付き)1,180円が目に入った。
食べたことはないが、カレーの薄いのくらいに思っていた。 深い皿にスープ状のカレーと具が入っていた。
味は気に入ったが、ジャガイモ、人参、ホタテ、肉などが大き過ぎて、どうやって食べたらよいか途方にくれた。
どうしても口に入らないので店員さんに頼んでナイフを持ってきてもらった。
ご飯は皿に盛ってあった。 スープカレーの正しい食べ方はどうなのだろうか? ともかく、
ナイフを借りたので、口に入る大きさに切って美味しく食べられた。
夜景のほうはうまく行かなかったが、3人で楽しくおしゃべりが出来たので、とてもいい「夜景撮影会」となった。
ロープウエイに乗って降りるとき、星をちりばめたような夜景が、高度が下がるに連れ、徐々にビルの形になって行く。 まるで夢の世界から現実に戻るような感じである。