2008/7/4
古い町にはいろいろな伝聞があります。その内の一つを紹介します。
「明治の後半であろうか、鴨々川は首つり自殺場と化したことがある。
ある朝のこと、川に掛かるような枝に何人もの首つり自殺があって人々を驚かせたという。
それからだれ言うとなく鴨々川は首つり場だという風評が立った。
そのころの鴨々川ぶちは、あかりがなく人家も乏しかったから、夜に死場所をここに求めた気持はわからぬ.でもない。
もちろん当時の水量は今の比ではない。
(山崎長吉『中島公園百年』北海タイムス社)」

鴨々川は家(共同住宅)の前の道路に沿って流れているカモとコイが泳ぐ小川です。
若いときは「人間、過去を懐かしむようになったら、おしまいだな。」と思っていた。近ごろは「人間はうまく造られているな」と思う。
若者は未来を考え、老人は過去を思う。これが心の健康に一番に良い。
老人が自分の未来のことを真剣に考えたら大変だ。ノイローゼになってしまう。
私はまだ自分を老人とは思っていないが、心のてんびんを未来から過去に少しずつ傾けている。
「明治の後半であろうか、鴨々川は首つり自殺場と化したことがある。
ある朝のこと、川に掛かるような枝に何人もの首つり自殺があって人々を驚かせたという。
それからだれ言うとなく鴨々川は首つり場だという風評が立った。
そのころの鴨々川ぶちは、あかりがなく人家も乏しかったから、夜に死場所をここに求めた気持はわからぬ.でもない。
もちろん当時の水量は今の比ではない。
(山崎長吉『中島公園百年』北海タイムス社)」

鴨々川は家(共同住宅)の前の道路に沿って流れているカモとコイが泳ぐ小川です。
若いときは「人間、過去を懐かしむようになったら、おしまいだな。」と思っていた。近ごろは「人間はうまく造られているな」と思う。
若者は未来を考え、老人は過去を思う。これが心の健康に一番に良い。
老人が自分の未来のことを真剣に考えたら大変だ。ノイローゼになってしまう。
私はまだ自分を老人とは思っていないが、心のてんびんを未来から過去に少しずつ傾けている。