2008年06月28日

やはり男はつらいのだ

2008/6/28

「やはり男はつらいのだ」         
男と言えば若いころは渡哲也だった。
「男の紋章」の高橋英樹、「網走番外地」の高倉健がヤクザの幹部が似合う俳優とすれば、渡哲也はチンピラがよく似合う俳優だと思う。

彼は「裕次郎二世」として期待されていたが、日活のアクション映画でもチンビラ役がピッタリだった。
 
そして極めつけは、実在のヤクザ石川力夫の生涯を描いた、第一回東映作品「仁義の墓場」。

この映画のキャッチコピーは
「おれが死ぬ時は カラスだけが泣く!」  
石川は29歳で刑務所の屋上から身を投げて死んだ。 

独房に残された遺書にはこう書いてあった。 
「大笑い 30年の バカ騒ぎ」 
昭和29年1月29日、自ら幕を引いた破滅の人生を彼らしく結んだつもりだろう。くしくも昭和年号と同じ29年だった。

この映画は渡哲也の病気療養後の第一作。 
「病み上がりで本調子ではなかったが、それがかえって幸いして石川の不気味な迫力をいやが上にも増大した(Wikipedia)」

ひたむきで哀れなアウトロー。 チンピラ役がよく似合う渡哲也も、いい歳になったらどうなるのか心配だった。 

それが警官役として大成功。 テレビドラマ「大都会シリーズ」「西部警察シリーズ」のことである。

とにかく、はまり役があってファンとしては一安心。 それでも「この先は?」と心配は尽きない。 これがファンというものだ。 

しかし、テレビドラマ「熟年離婚」をみて、何をやっても似合う人だなと、認識を新たにした。

私の書いている「男のエッセイ」は哀れな男の物語のつもりだ。格好いい男でなく、不細工な男。強い男でなく弱い男。それでも一生懸命生きている情けない男に、共感するものがある。

才能がないから自分の経験しか書けない。そんなわけで不本意ながら、こう思うようになった。 

やめればいいのに止められない。男はつらいよ。ホントにつらい。 生まれ変われるものならば、幸せ多き女になりたい。 

もし、そのときが来るならば「女もつらい」と、思い知るだろう。 
けっきょく、なれるものがない。
 
 「言ったでしょ」。やはり「男はつらい」のだ。 
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記