2008年04月13日

藻岩山、恐怖の空中散歩

2008/4/13

「藻岩山、恐怖の空中散歩」  
4月12日というのに藻岩山で吹雪に遭った。 「ロープウエイに乗って楽々行ける」。といっても藻岩山は山。 行きはよいよい帰りは怖い。 降りようと思ったら運休とはね。 さて、どうしよう。

藻岩山山頂の展望レストランで、お茶飲みながら話に夢中になり、気が付いたら、お客さんは、私達7人だけになってしまった。

帰ったほうが良さそうだ。14時の連絡バスでロープウエイ山頂駅に行こうと思ってレストランを出ると藻岩山は、吹雪だった。この時期としては珍しい。 ゆっくりしていたら帰れなくなるかも知れない。

そう思って早めに切り上げたが、いつもと様子が違う。 念のためお土産売場の店員にバスの到着時刻を尋ねた。

「次のバスは14時ですよね」と、念を押すように……。
「運休です」
「そんなことアッサリ言わないで下さいよ。びっくりしますよ」
「すみません」
「困ったな〜。どうしよう」
「バスが来るように電話します」

それを聞いてホッとした。 しかし、そう出来るなら最初から言ってほしかった。仲間の内3人は徒歩で下山した。 残り4人でアレコレ話していた。

「吹雪やまないね。ロープウエイ揺れるよ。怖いね」
「バスで山麓まで行ってくれるだろう。藻岩山観光自動車道があるんだから」

バスが来て、黙って乗ったらロープウエイ山頂駅で降ろされてしまった。降りてから言っても遅いのに、グチが出る。

「え〜、山麓まで行ってくれないの〜。 ロープウエイ怖いよ〜」

山頂駅には誰もいない。外は季節はずれの吹雪で何も見えない。心細かった。

ロープウエイ乗場に行くと、女性の係員が4人もいた。ヒマなのか緊急配備なのか、よく分からない。 

ともかく、乗車したが、発車するとゴンドラは左右に揺れだした。 いつもよりスピードが遅い。

鉄塔の横を通過するときは、まるで止まっているような感じだった。それでもゴンドラは揺れて、鉄塔にあたらないかヒヤヒヤした。

そとは吹雪で真っ白というか乳色だ。早く着かないかとイライラしながらの恐怖の空中散歩だった。 

藻岩山パンフのキャッチ・コピーには「札幌の街並みが広がっていく。5分間の空中散歩」と書いてある。

高度が下がり、ようやく街並みが見えてホッとした。 余裕をみせるため、Qさんに声をかけた。

「大丈夫ですか?」
「何が?」
「外は吹雪で、ゴンドラは大揺れ、怖かったでしょう」
「そおね〜。時間はかかるし、景色は見えない。 貴方は黙り込むし、退屈だったわ」

話し変わって、最近の中島公園の画像を一枚。

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札幌市中島公園の菖蒲池も完全に凍結が融け春が来た。
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posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記