2008年03月13日

鴨々川導水管工事完了

2008/3/13

「鴨々川導水管工事完了」       
札幌には都市公園百選に選ばれた公園が二つあります。 中島公園と大通公園です。 大通公園が大火の延焼を防ぐための空き地を確保する為、官主導で造られたのに対し、中島公園は民意で造られました。

中島公園は札幌の母なる川、豊平川に隣接し、父なる山、藻岩山を望む「水と緑・歴史と芸術の公園」です。

中島公園内を流れる鴨々川で昨年8月工事が完了した筈ですが、今も工事中です。たて看板に「鴨々川導水管布設工事」とありますが、不思議に思いませんか。「何で水が流れる川の下に水を流す導水管が必要なのだろう?」とです。

クリックすると元のサイズで表示します

実は工事の目的は茨戸川の水質浄化にあります。中島公園から見ればはるか遠くの茨戸川ですが、流れが弱く汚れきっているのです。浄化するには豊平川からの導水がもっとも効果的といわれています。

そのためには現在の5倍の水量を送る必要があるのです。豊平川の流れは鴨々川から創成川へと続き、茨戸川にそそぎます。その結果、創成川の水枯れを防ぐ役目も果たしてくれるのです。

しかし、園内には「水遊び場」があり、沢山の水が一度に流れたら危険です。流されたり溺れたりする事故も起こるかも知れません。この問題を一挙に解決するのが導水管です。

川の下に埋められた直系1mの導水管で総水量の80%を流し、鴨々川の流れを現在の水準に維持します。これにより子供たちは今まで同様、安全に水遊びが出来るのです。

それだけではありません。キタラの裏側を道路沿いに流れる鴨々川がきれいになります。導水管を通ってきた水は川に吐き出され、水量は現在の5倍に増えるのです。流れがよくなり川底にたまった汚泥を流してくれることも期待されます。鴨々川、創成川そして、茨戸川へ。まさに一石三鳥の導水管工事です。
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 鴨々川