2008年01月20日

怖い記者--前編--

2008/1/20

「怖い記者--前編--」       
NHK記者等による株の不正取引は勤務中特ダネを盗み見て株を売買、利鞘を稼ぐと言う悪質極まりないものでした。これが日頃、不正を追求すると大言壮語する報道人の実態と思うと暗澹たる思いにかられます。

私自身在職中に新聞記者に不正をする者として「嘘つきよばわり」されたことがあります。 それで、よけい腹が立つのかも知れません。 NHKではなく、誰もが知っている大新聞の記者です。

当時のことはハッキリ覚えていますが、仕事上のことなので、具体的なことは書けません。 抽象的で読みにくいとは思いますが、我慢して読んで頂ければ有難いとおもいます。

職場は200人規模の現場機関でしたが、広報担当は所属長の次級者でした。 

腹立たしい新聞記者とのやり取りがあったのは夜中の12時頃のこと。夜勤者は50人くらいでしたが、管理職は私一人なので、私が対応することになりました。

「新聞社から取材の電話」と言われ少し緊張しました。質問に答えたことがそのまま新聞に載ることがあるからです。 電話を取ってみると、質問内容は午前中に起きた事故のことでした。

「午前中の出来事なので、日勤者がが対応しました。 夜勤の私達には引継ぎがないので、事故については完結している筈です。 そうでない場合は、夜勤者が引き継ぐことになっています。 その件は引き継いでおりません」

実際は長い長いやり取りでしたが、これが要約です。 更に、簡単に言えば「何も聞いていないので、何も知りません」と言うことです。 

それに対する記者の言葉は「嘘つくな!」でした。 私に電話が回ってくる以前に、どんなやり取りがあったか知りませんが、これが日本を代表する新聞社の記者の言うことかと呆れてしまいました。

「嘘はついていません。引継ぎがないから知らないのです」
と静かに答えると、
「そんな筈はない。分かっているくせに、なぜ隠す」と来ました。

根拠もなしに、よくそんなこと言えるものだと呆れてしまいました。多分、何も知らないから、脅かしてでも何かを掴もうとしたのでしょう。 こんな取材方法が許されると思っていたら大間違いです。

現場の習慣では処理が完結した事故について日勤者から夜勤者への引継ぎはないのが普通です。 

日勤者から事務室管理者への報告はあります。 私達現場の者は事務室がまとめた文書を後になって読んで、事故の全貌を知ることになるのです。 

記者がそのような事情を知らないのは、よしとしても、人を脅かし威圧して情報を無理やり取ろうとする傲慢な態度に疑問を感じました。そんなやり方で正しい情報が取れると思っているのでしょうか? (後編に続く)
タグ:事件事故
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記