2008年01月05日

新年夢地下通路(後編)

2008/1/5

「新年夢地下通路(後編)」         
みんなで担ごう、新年の夢 -地下通路-(後編)

札幌駅-大通間の地下通路の完成も時間の問題となった。これを更に700m延長すると、都市と自然が結合したユニークな「自然のある立体都市」札幌が誕生する。これが前編で描いた新年の夢。 後編では、これを更に検討し実現性を探りたいと思う。

地上に出れば公園内には約1.5kmにも及ぶロードヒーティング園路がある。夏靴のまま散策できるのである。経費の都合で、この数年ほとんど稼動していないが、観光でにぎわいをとり戻せば、その費用を負担出来るようになるだろう。

「ロードヒーティングの園路をコツ、コツ、と靴音をたてて歩いたときは、ホントに幸せな気分でした」
「そりゃ、贅沢だよ。一般道路でさえロードヒーティングは減らしているんだ」
「白銀の世界を軽い夏靴で、安心して歩けるんですからいいですね」
「金かかるよ。無駄遣いだよ。除雪の費用と比べてみれば分かるだろう」
「観光資源と考えたらどうでしょうか。他にこんな所ないのですから」

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(経費節減の為、この4年間ほとんど使用されていない)

凍結した菖蒲池の向こうに藻岩山を望み、鴨々川では水鳥にも出会える。北国の都市と自然が見事に融合している姿を世界中の人に見てもらいたい。これが私の描いた新年の夢である。夢とはいえ、700mの地下通路延長は実現可能で絵空事ではない。

ハード以上に必要になるのがソフト、即ち運営方法である。世界に類をみない河川などの自然を含めた未来都市をどう運営するか、そのノウハウが必要になって来る。

先例が無いのでじっくり検討する必要がある。そして、利用面などのソフト面を詳細に検討すべきである。そうすれば、地下通路を中島公園まで延長するメリットが見えてくるはずだ。これを実現するか、しないかで札幌の未来は大きく変わって来ると思う。
posted by nakapa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 中島公園