2007/6/17
〜2007年札幌まつり 6月14日-16日〜
「札幌まつり」の正式名称は「北海道神宮例祭」。中島公園では神事は行われず、サーカスや見世物、ゲーム、そして露店が500店以上も並ぶ。祭りは毎年6月14日〜16日の間、盛大に行われる。中島公園が一番賑わう三日間である。
半月かけてお祭り準備 6月9日撮影

自由広場にオートバイサーカスの小屋を建てる。

多数の仮設トイレを公園の要所に設置する。

公園マップの薄茶色部分と自由広場がお祭り会場。
「5月末までの園芸市が終わると、直ぐに札幌まつりの準備をします」
「フリマはどうなるんです?」
「園路でやります。自由広場はサーカス小屋、お化け屋敷などの設置作業で使えません」
「見世物小屋は夜が凄いですね」
「お祭りは夜10時まであるので、露店の為の照明も必要です。電柱を立てたり電線を張ったりする作業も大変ですよ」
轟音高く樽の中を走る

轟音の中、大きな樽の中を横になって走るオートバイ。

お化け関係は2軒、もう一つのお化け屋敷は怖そう。

こちらがお化け屋敷のショーウインドウ?
「オートバイサーカスは直径9mの樽の内側を走るのですから、凄いね」
「飛び入りで成功したら賞金100万円って、本当ですか?」
「2年前新聞に載っていましたが、成功者はゼロだったそう。今年はどうなんでしょうね?」
「お化け屋敷、怖いですか?」
「面白いですよ。もうちょっと、怖がって上げないとお化けが可哀想ですね」
交通至便! 中島公園の露店も半世紀

中島公園会場は交通至便。地下鉄中島公園駅
及び幌平橋駅に直結。画像は中島公園駅付近。

中島公園駅3番口付近の人形劇場「こぐま座」。

日本庭園北側の門付近。いつもと違う様相。
「中島公園は水と緑の公園です」
「歴史と芸術の公園とも言われていますが、ずらりと並んだ露店が歴史なんですか?」
「その話は長くなるので、後にしましょう」
「得意の先送りですね」
「札幌まつりの露店などは1899年創成川西側から始まっているのです。中島公園に移ったのは1962年と聞いています。歴史と絡めて話すなら、豊平館、八窓庵、そして木下成太郎像あたりにしたいですね」
今年のお祭り、ここが違う

長い間販売のみだったが飲食店花月としてラーメン等飲食も提供。

豊平館は壁面の塗り替えが終了。見違えるように綺麗。

ここは露店の終点。道なりに少し歩けばキタラ。
「今年はどこか変わりましたか?」
「花月でラーメン食べられるようになりました。
『函館麺厨房あじさい』で修行した店長が自慢の塩ラーメンを出すそうです」
「楽しみですね。それから......」
「豊平館キレイでしょう。こちらも自慢のウルトラマリン・ブルー。
円柱や窓枠ですが、深い海の青ですよ。パラソルの色も合わせました。
野外でお茶でもいががですか。ビールもありますよ」
露店があるのも"神にぎわい"

お化け屋敷にサーカス、何でもありの自由広場。

お祭り期間中、護国神社は露店商等関係者の駐車場になる。

混雑する祭りだが幌平橋駅方面の方が空いている。
「神事は円山の神宮でやるのですね。中島公園は露店とかお化け屋敷など娯楽ばかりですが、それでいいんですか?」
(私が言うのもなんですから新聞記事を紹介します。北海道新聞2005年6月16日より抜粋)
「…中島公園に近い旧豊水小に通ったAさん(72)が説明してくれた。『"神にぎわい"って言葉があってね。山車を出すのも、中島公園に露店があるのも、神様をにぎやかに迎えようということなんだ』…」
公園内の川は浅くて安全

自由広場に近い鴨々川。南14条橋の下流80mくらい。

「香の広場」の西、キタラ近くを流れる小川。

「札幌まつり」の三日間はボート貸し出しも盛況。
「川に入っていいんですか?」
「分かりませんが、溺れることは絶対にありません。実は去年導水管工事をしました。この川の下に穴を掘って直径1mの導水管を埋めたのです。水の多くは川の下を流れているのです」
「子供たちがチャプチャプ遊ぶ為ですか?」
「それもありますが、本来の目的は茨戸川の水質浄化です。ついでに汚泥が溜まりがちのキタラの裏の鴨々川やその先の創成川も、流れを増やしてきれいにするのです。
祭りの後で

祭りが終り撤去される電柱。毎年繰り返される。

警備本部、迷子センター等のプレハブ小屋も撤去。

祭り最終日の夜、悪戯で転がされた「母と子の像(山内壮夫)」。後の「彫刻清掃活動」のキッカケとなる。
「大きな電柱をどうやって立てたのですか?」
「公園を歩いてみれば分かりますが、所々にマンホールの蓋のようなものがあります。蓋をあければ電柱を立てるのに適当な穴があります。そこに差し込みます」
「像を壊すとは、悪質ですね」
「お祭り騒ぎのすべてを否定するわけではありませんが『さわぎ』の質が落ちています。踊って歌って『目立ってるぞー!』とはしゃぐ姿が懐かしいです。陽気に騒いでほしいものですね。『神賑わい』とも言いますが、こんな騒ぎは神様も望んでいないでしょう」
中島公園の札幌祭り全体 → 札幌まつり「中島パフェ」
「札幌まつり」の正式名称は「北海道神宮例祭」。中島公園では神事は行われず、サーカスや見世物、ゲーム、そして露店が500店以上も並ぶ。祭りは毎年6月14日〜16日の間、盛大に行われる。中島公園が一番賑わう三日間である。
半月かけてお祭り準備 6月9日撮影

自由広場にオートバイサーカスの小屋を建てる。

多数の仮設トイレを公園の要所に設置する。

公園マップの薄茶色部分と自由広場がお祭り会場。
「5月末までの園芸市が終わると、直ぐに札幌まつりの準備をします」
「フリマはどうなるんです?」
「園路でやります。自由広場はサーカス小屋、お化け屋敷などの設置作業で使えません」
「見世物小屋は夜が凄いですね」
「お祭りは夜10時まであるので、露店の為の照明も必要です。電柱を立てたり電線を張ったりする作業も大変ですよ」
轟音高く樽の中を走る

轟音の中、大きな樽の中を横になって走るオートバイ。

お化け関係は2軒、もう一つのお化け屋敷は怖そう。

こちらがお化け屋敷のショーウインドウ?
「オートバイサーカスは直径9mの樽の内側を走るのですから、凄いね」
「飛び入りで成功したら賞金100万円って、本当ですか?」
「2年前新聞に載っていましたが、成功者はゼロだったそう。今年はどうなんでしょうね?」
「お化け屋敷、怖いですか?」
「面白いですよ。もうちょっと、怖がって上げないとお化けが可哀想ですね」
交通至便! 中島公園の露店も半世紀

中島公園会場は交通至便。地下鉄中島公園駅
及び幌平橋駅に直結。画像は中島公園駅付近。

中島公園駅3番口付近の人形劇場「こぐま座」。

日本庭園北側の門付近。いつもと違う様相。
「中島公園は水と緑の公園です」
「歴史と芸術の公園とも言われていますが、ずらりと並んだ露店が歴史なんですか?」
「その話は長くなるので、後にしましょう」
「得意の先送りですね」
「札幌まつりの露店などは1899年創成川西側から始まっているのです。中島公園に移ったのは1962年と聞いています。歴史と絡めて話すなら、豊平館、八窓庵、そして木下成太郎像あたりにしたいですね」
今年のお祭り、ここが違う

長い間販売のみだったが飲食店花月としてラーメン等飲食も提供。

豊平館は壁面の塗り替えが終了。見違えるように綺麗。

ここは露店の終点。道なりに少し歩けばキタラ。
「今年はどこか変わりましたか?」
「花月でラーメン食べられるようになりました。
『函館麺厨房あじさい』で修行した店長が自慢の塩ラーメンを出すそうです」
「楽しみですね。それから......」
「豊平館キレイでしょう。こちらも自慢のウルトラマリン・ブルー。
円柱や窓枠ですが、深い海の青ですよ。パラソルの色も合わせました。
野外でお茶でもいががですか。ビールもありますよ」
露店があるのも"神にぎわい"

お化け屋敷にサーカス、何でもありの自由広場。

お祭り期間中、護国神社は露店商等関係者の駐車場になる。

混雑する祭りだが幌平橋駅方面の方が空いている。
「神事は円山の神宮でやるのですね。中島公園は露店とかお化け屋敷など娯楽ばかりですが、それでいいんですか?」
(私が言うのもなんですから新聞記事を紹介します。北海道新聞2005年6月16日より抜粋)
「…中島公園に近い旧豊水小に通ったAさん(72)が説明してくれた。『"神にぎわい"って言葉があってね。山車を出すのも、中島公園に露店があるのも、神様をにぎやかに迎えようということなんだ』…」
公園内の川は浅くて安全

自由広場に近い鴨々川。南14条橋の下流80mくらい。

「香の広場」の西、キタラ近くを流れる小川。

「札幌まつり」の三日間はボート貸し出しも盛況。
「川に入っていいんですか?」
「分かりませんが、溺れることは絶対にありません。実は去年導水管工事をしました。この川の下に穴を掘って直径1mの導水管を埋めたのです。水の多くは川の下を流れているのです」
「子供たちがチャプチャプ遊ぶ為ですか?」
「それもありますが、本来の目的は茨戸川の水質浄化です。ついでに汚泥が溜まりがちのキタラの裏の鴨々川やその先の創成川も、流れを増やしてきれいにするのです。
祭りの後で

祭りが終り撤去される電柱。毎年繰り返される。

警備本部、迷子センター等のプレハブ小屋も撤去。

祭り最終日の夜、悪戯で転がされた「母と子の像(山内壮夫)」。後の「彫刻清掃活動」のキッカケとなる。
「大きな電柱をどうやって立てたのですか?」
「公園を歩いてみれば分かりますが、所々にマンホールの蓋のようなものがあります。蓋をあければ電柱を立てるのに適当な穴があります。そこに差し込みます」
「像を壊すとは、悪質ですね」
「お祭り騒ぎのすべてを否定するわけではありませんが『さわぎ』の質が落ちています。踊って歌って『目立ってるぞー!』とはしゃぐ姿が懐かしいです。陽気に騒いでほしいものですね。『神賑わい』とも言いますが、こんな騒ぎは神様も望んでいないでしょう」
中島公園の札幌祭り全体 → 札幌まつり「中島パフェ」
タグ:札幌まつり